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【イベントリポート】

概要

名称:『寝屋川市制60周年記念イベント・神園さやかライブ』
日付:2011年11月05日(土)
時間:14:00〜 
場所:寝屋川市駅前特設ステージ(大阪府寝屋川市)


『雨の御堂筋』〜『やさしさに包まれたなら』

2012/02/18
by K'z (S)

久しぶりの遠征、そして2010年夏以来の大阪行きとなりました。

まずは、『寝屋川市制60周年記念イベント』のゲスト出演を中心にして、
他の催しとの兼ね合いで、2日続けて神園さんのイベントが行われるとのコト。
しかし、前年の『ねやおんライヴ』におけるスタッフの不誠実な対応に悪い印象があり、
正直なところ、そもそも行くつもりではなかったのです…。
# なにせ、神園さんとインディーズの歌手さん達をごった煮で並べた挙げ句、
# 時間の告知を誤り、二度までも名前の掲示を間違えたうえに、悪びれもしないとか…。

ところが、です。
前月の「石岡健康ランド」で幕間に風呂へ入っていた時、
最近では都内近郊イベントが衰退し、まともに機能していないとも言える状況に対して、
『音の楽園』以後、充実ぶりが目覚ましい地方イベントへの参戦を勧める方がいました。
そんな折に、ちょうど近々で行われる地方イベントがあったことに加えて、
「現状では双方のどこが違うのか?その善し悪しを活かすことはできないか?」と思い、
半ば、氏の挑発(ぉを受けるような形で参戦を思い立ったのです。
# K'zがイベントリポートで挙げる「敵情視察」にも、同様の意義があると考えます。
# 神園さん周りのありがたみを受け止め、さらに他方の長所を取り入れられるように…。

何やかやで、当日まで1週間を切っていました(汗。
上長に了解を得たうえで、宿泊先と新幹線の予約を入れて、もう大阪?な勢いで(汗。

そんなワケで、当日はガイドブック等で現地での経路を確認しながらの道行きでした。
そして、電車を降りたら、寝屋川は雨とか(泣。
イベントの屋台で大阪っぽいモノを探しつつ、ゆっくりと腹ごしらえをば…。
とまぁ、安くて、美味くて、あたたかいメニューがいとおしかったですねぇ(微笑。

# そう言えば、もうひとつ。
# 屋台めぐりから食事の間に、ご当地の演歌歌手が好きな方に声をかけられましたが、
# 他のファンに対する功名心なのか、お店の方や名だたるファン達に取り入ることで、
# ご自身が歌手のご本人に対する認知を得ようとする動向が感じられました。
# それから、他の歌手さんの周りに対しても同じことをしている様子が窺えるうえに、
# とりわけキャリアのある、有名な歌手さんに固執しているように見受けられました。
# やはり、お店さんに常駐する方々とは"志"が違うことを強く感じた次第であります。

いよいよ、神園さんのステージに向かいます。
雨ということもあり、舞台は階段下の空きスペースに移動していましたが、
先ほどから椅子席で待ち構えていた方が満員だったのは言うに及ばず、
その脇や後にも群れをなし、途中から立ち止まる方も自然に増えてゆきました。

神園さんの歌唱やM/Cも好調なんですから、さらに嬉しくなってしまいます。
冒頭は軽妙なところから入り、後半は重厚感をたっぷり…という構成もお見事♪
前年の黄金パターンだった『ハナミズキ』から『道 -ふるさとから遠く離れて-』の
コンボプレイも「いい感じ」に決まっていたと思いますヨ(微笑。

今回の遠征初日では、アフターイベントにも思うところがありました。
迷い道くねくねの後で宿にたどり着きまして、何気なくTVを眺めていると…。
夏川りみさんが蛇皮線を弾きながら、ライヴで『涙そうそう』を唄っていたのです。
夏川さんが大事な人を失った切なさや儚さを謡っているように感じたのに対して、
神園さんのそれを聴いた時はその先に未来への希望が見えるような光明を感じました。

# 奇しくも、私は行きの新幹線の車中で(古典)落語が題材の漫画を読んだのですが、
# その中では、二人の前座さんが異なる寄席で同じ噺を口演する場面があった後に、
# 各自がその噺を演じる想いを語る光景もあり、双方の違いが好対照となっていました。
# 古典(=他者が演じた作品)を真摯に取り組む姿勢が広く賞賛される世界も多いです。
# その人が得意の演目から季節感や観客を考慮しての選択、制約の中で工夫もします。
# 神園さんが数多くのカバー曲を唄うこととその味わいも、大いに再評価できるのでは?

天候不順につき、この夜の街遊は省略することにしましたが(泣、
たまたま宿の近くで見つけた居酒屋さんが、なかなか「いい感じ」だったなぁ…。
おでんともつ煮で一杯ひっかけながら、東西で異なる味わいを満喫いたしましたとさ。
近くのコンビニでご当地ならではのお土産をツレに買い求めての帰還、そして、就寝。
では、また。


曲目

  1. 木綿のハンカチーフ
  2. 涙くんさよなら
  3. 涙そうそう
  4. 岬めぐり
  5. ハナミズキ
  6. 道 -ふるさとから遠く離れて-

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