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【イベントリポート】

概要

名称:『神園さやかミニライブ (with DREAM☆STARS)』
日付:2011年05月29日(日)
時間:13:00〜、15:00〜
場所:イトーヨーカドーエスパ川崎店 1F正面入り口前特設会場(神奈川県川崎市川崎区)


「広島の☆、光る時。〜どしゃぶりの雨の中で〜」

2012/02/02
by K'z (S)

今回の会場となるイトーヨーカドーのエスパ川崎店についてですが、
以前(2008年7月)にも神園さんのイベントがあったことを思い出しました。
# 当時は名だたる常連ファンが行っていた"応援"に対して一部からの反発があって、
# 良くない方向でそれが浮上したという、ある意味では"鬼門"とも言える一幕ですが、
# 以前に比べれば、ファン同士の"交流"や"応援"に対する理解は深まっているハズで、
# もう、あのような事態に至ることはないものと信じています…。

神園さんによるステージの合間には大道芸人の"バルーンおやじ"も出ましたが、
あの頃は、同じ場所で1日に3ステージとかムチャなコトもやっていたなぁ…と(汗。
神園さんの歌唱が多く聴けたのは嬉しいものの、非常にせわしない感がありました。
それにしても、披露した内容でシングル曲以外は一切の重複がなかったのは(驚。

それから、もうひとつ。
今回は、広島発のダンス&ヴォーカルグループ「DREAM☆STARS(ドリ☆スタ)」が
関東地方では初お目見えのイベントシリーズということもあり、
個人的には、1月の広島で見て以来の成長&活躍ぶりを期待しようと思っていました。

ところが、です。
しばらくして、会場の公式サイトでイベントに関する告知がなされましたが、
神園さんは「アイドル演歌歌手」と称され、全く「ドリ☆スタ」の記載はありません。
後に"演歌"は"歌謡曲"と訂正されましたが、後者の扱いは変わりませんでした。
# まだ、僕らはFCの会報や公式サイトの告知でイベントの概要を把握できますが、
# 会場の告知を見て神園さんがソロで行う催しを期待していた一般の人達が、
# いきなり見知らぬ女の子達がやってきて踊り出すのを観たら、どう思うでしょう。
# 観客が彼女達に対して不当な反感を抱きかねない状況が残念でなりませんでした。

こんな不安な状態が的中するかのように、当日は強い雨が降っていました。
いつものツレが運転する車に乗せてもらい、エスパ川崎へと向かいましたが、
前回のイベント会場となっていた入口前の屋外スペースは、湖のような水浸しでした。
会場さんの配慮により、イベントは入口近くの一角で行われることになったものの、
ステージが非常に狭く、「『ドリ☆スタ』は踊れる?」と心配してしまいました。

結果としては、変則的な対処が功を奏した?と言えるかもしれません。
神園さんがステージに立つときは、フロアの方に「ドリ☆スタ」全てが立ち、
「ドリ☆スタ」のみのナンバーになったときは、いったん神園さんが引っ込み、
その時も「ドリ☆スタ」のヴォーカル担当がステージに立ち、残りがフロアに立つ。
なんだかんだ言って、様々な構成による変化を感じることができましたから。

以前との変化という点で、もうひとつ。
前回(1月)のステージでは、2回とも「ドリ☆スタ」が中心の曲で幕を閉じました。
アップテンポな曲で盛り上がったものの、神園さん自身の印象が薄かったのに対して、
最初に神園さんが引きつけ、中盤で「ドリ☆スタ」が動き、最後の曲で引き締める…。
以前に比べて、今回の(with DREAM☆STARS)では改善の動きが見られたと思います。

# 今までのことを振り返り、私はアニメ『ゲッターロボ』を思い出しました。
# 『ゲッターロボ』においては、3人の青年が乗る飛行機が合体して、
# 「空中用」「地上・地中用」「海中用」の3種のロボットに変形します。
# あくまでも主人公はチームの3人であり、続々と攻めてくる敵に対して、
# こちらも形態を変えて戦うという三者三様の魅力がありました。
# 続編の『ゲッターロボG』でも、三者三様の魅力は変わりませんでしたが、
# 途中からの戦いに違和感を覚えるようになりました。
# というのは、実質的に人気者扱いを受けていたタイプ(ドラゴン)だけに
# 必殺武器「シャインスパーク」が追加されたことによります。
# 1体がパワーアップしたことで、3体のバランスが変わってしまったのです。
# 「シャインスパーク」のためにドラゴンへ変わるケースが発生するにいたり、
# 私は「残り2体の立場は一体?」という残念な思いをしたものです。

ここで、話題を神園さんに戻します。
神園さんならではのイベントにおける起源とは、今でも同業他者においては一般的な
同じ歌唱とM/Cばかりの「演歌キャンペーン」に対するアンチテーゼであったハズです。
各所でマネージャー氏や公認ファンサイトの管理人氏が語っており、私も賛同します。
同じ日でも一幕ごとに髪型や衣装を変え、催しの性質や観客層に応じた選曲がなされ、
イベントへ足を運ぶ度に、様々な変化の妙を魅せてくれました。
さらに、その中にあって「何が飛び出すか、わからない…」ことが大きな魅力であり、
新しいカバー曲がジャンルを問わずに披露され、私は何度も撃ち抜かれました(爆。

ところが、2011年の上半期における神園さんとそのイベントについて言えば、
「『シャインスパーク』のためにドラゴンへ変わる」ことが増えたような気がします。
一部のイベントで例外はあるものの、選曲のジャンルや年代の幅が狭まってきた上に、
「ドリ☆スタ」を出すためのカバー曲や、「ドリ☆スタ」を見せるためのM/Cの存在が、
「神園さんのイベントとしての調子を狂わせ、魅力を失わせているのではないか?」
「僕らは何を見に来たのだろうか?」と疑問を呈したくもなってしまいます。

とはいえ、まだまだ「ドリ☆スタ」は研修期間と言えるかもしれません。
M/Cによれば「カバー曲を集めたミニアルバムを2011年7月頃にリリース予定」ですし、
神園さんという身近にいる先輩&お姉さんから色々なノウハウを教わり、または盗み、
ゆくゆくは自立して活動できる時を楽しみにしていようと思います。
それは、純然たる神園さんオンリーのイベントが行われる時でもあるのですから…。


追伸
当日、白昼に堂々と酒のにおいを辺りに充満させている酔客がいました。
以前も酩酊状態で周囲に絡むなどの問題行為を繰り返していた方ですが(呆、
このような行為は、自身がタレント本人やファンを含めた周囲の顰蹙を買う上に、
他の一般客を通じて、不心得者の存在がタレント本人の不評にもつながりえます。
社会人として恥ずかしくない言動を心掛け、催事でのルールを守るのは当然ですが、
特にタレント本人から認知される常連には、それ以上の配慮が必要だと思います。


曲目

【13:00〜の部】
  1. Tomorrow
  2. 元気を出して
  3. なごり雪
  4. 亜麻色の髪の乙女 (with DREAM☆STARS)
  5. 学園天国 (DREAM☆STARS)
  6. 道 -ふるさとから遠く離れて-
【15:00〜の部】
  1. みずいろの雨
  2. 負けないで
  3. じょいふる (with DREAM☆STARS)
  4. 亜麻色の髪の乙女 (DREAM☆STARS)
  5. ハナミズキ
  6. 道 -ふるさとから遠く離れて-

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