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【イベントリポート】

概要

名称:『YRD Presents 音の楽園 Vol.1』
日付:2011年05月15日(日)
時間:17:00〜
場所:ヨーロー堂 イベントホール(東京都台東区浅草)


「帰ってきた神園ちゃん、『歌の楽園』!?」

2011/06/07
by K'z (S)

この度、久しぶりに「新しい試みによるイベント」が行われることとなりました。
タイトルのとおり、テーマは今年の3月に終了した『歌の楽園(TV東京系)』。
神園ちゃんも準レギュラーとして出演、歌唱ジャンルを問わない大活躍をしたわけですが、
全ての出演分とその楽曲を自身の手で再現してしまおう!という豪快な企画であります。

神園ちゃんの公式サイトにスケジュールに上がった時点で、すぐに番組の公式サイトをチェックしました。
過去の放送分で披露された曲目と歌手(オリジナル、番組内での歌唱)が掲載されていますので、
これを確認したところ、神園ちゃんが関わったのは60曲余り(コーラスワークのみの曲を含む)。
神園ちゃんはどのような形で披露してくるのだろうか?と、私はとても楽しみにしていました。

さて、当日。
久しぶりに東京で行われるイベントであり、さらに「新しい試み」の効果もあったでしょうか。
前月に同じ場所で行われた「チャリティライヴ」に比べて2倍以上、座席の2/3は埋まっていました。
それにも増して、ここ数年来で姿を見かけなかった面々の顔が多く揃っていたのにも(驚。

前説の代わりに、マネージャー氏(以下、熊五郎さん)から経緯の説明+余談が披露されました。
# 表層的かつ皮相的な批判を繰り返す向きはご本人の気持ちをも否定する発言を重ねていたけど、
この番組に対する神園ちゃんの思いの丈がいかに強く、後に得るモノが多かったか!については、
実際の放送やその表情、当時から今までに至るステージの冴えを見れば、十分に伝わってきます。
だからこそ、今回のイベント(シリーズ?)が行われることに大きな期待を寄せているんです。

いよいよ、本編が始まりました。
渋くてマニアックなイベントではあるものの、それだけには留まりません(汗。
あのBGMに沿ってご本人が登壇、司会者のオープニングフレーズも披露していきます。
各々の放送分を再現するにおいて、登場した時の衣装でやって来たのみならず、
番組の中ではオミットされた部分もオリジナルに即した形+αで再現してのけたり、
コーラスワークだけの曲もキッチリと自身のヴォーカルで披露してくる辺り、
非っ常〜に、MCプロジェクト&神園さやかクオリティの高さを感じました(嬉。
# これだけ忠実なればこそ、M/Cに誤りがあったのを見逃さずにはいられなかったのよね…。
# 「楽園」と「春」のWテーマが放送されたのは、初回(2010年4月4日)でした。
# ちなみに同年4月25日のテーマは「ダイアモンド」、神園ちゃんは出演していません。

それから、肝心カナメな部分も忘れちゃいけないですよね。
以前から言われていたとおり、歌唱ジャンルの幅広さとヴォーカルの柔軟性に加えて、
『桜(コブクロ)』では聞かせる、『Dream Fighter(Perfume)』では見せるという、
20歳になってから培ってきた神園ちゃんのステージ像を具現化していたと思います。
# ただ、ステージ全体を通して見た場合、1曲ごとの力の入れ具合が平均的に感じました。
# 良く言えばまんべんなく、悪く言えばメリハリに欠けるという言い方ができなくもない…。

ただし、ご本人のパフォーマンス以外で気になったことがひとつ。
客席の反応が皆無に等しく、大半は写真を撮ることに終始していたのが残念でなりませんでした。
今回のイベントは撮影禁止でなかったし、写真を撮ること自体を否定するつもりはありませんが、
「何にでも、程々ってものがあるだろう…。」と、苦言を呈せざるを得ない状態でした。

そもそも、ライヴの醍醐味とは演じ手と客席が一体になって盛り上がることにあると思います。
# 飛んだり跳ねたり騒いだりするだけでなく、内面的に高揚することも含まれると思います。
# ご本人が不調の場合にはこちらが盛り立てることもまた、時には必要とされるかもしれません。
なのに、ご本人の情熱から生まれた好演に応えることができず、サメたような沈黙があったり、
挙げ句の果てには、ご本人から「微妙な雰囲気の中で…」とまで言われてしまったのです。
私にはこの光景がやりきれなかったし、いちファンとして屈辱的だと思ったのも事実です。

では、どうしたらいいか?ということになりますが、個人的な見解として思うところでは…。
自分自身は積極的かつ能動的な姿勢と広い視野をもってイベントへ臨むことに加えて、
友人・知人にはファンとりわけ常連としての自覚を持つように促すことしか思いつきません。
# あんなにファンの意識と相互関係が乖離している現状でのさらなる発展は不可能かもしれず、
# こんな調子では、ますます広島における盛況ぶりとの差が広がるばかりだなぁ…と(悔。

そんなこんなですが、今日のところはこの辺で。
地元の回転寿司へ寄ってから帰還、風呂上がりに二杯目をひっかけながらの物思い…。
じゃ、また(お約束。


追伸
とか言いながらも、いつ&どこも未定の「次回」が楽しみではあるんですよ。
なにせ、個人的に"高まる"or"撃たれる"ナンバーが目白押しなんだもん(自爆。
# 神園ちゃんのイベントを追っかける前のハマり要素も含まれているからね…。


曲目

【テーマ「楽園」、テーマ「春」】
  1. ギンギラパラダイス
  2. Choo Choo TRAIN
  3. 黄色いサクランボ
  4. 春一番
  5. スプリング・サンバ
  6. 春ラ! ラ! ラ!
  7. 春咲小紅
  8. 桜(オリジナル:コブクロ)
【テーマ「旅」】
  1. Dream Fighter
  2. ヴァケーション
  3. 恋のメキシカン・ロック
  4. 花笠道中

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