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【イベントリポート】

概要

名称:『2011 ひろしまフラワーフェスティバル』
日付:2011年05月03日(火)〜05日(木)
時間:終日
場所:平和記念公園、平和大通り、広島県庁前ひろば、各協賛会場


「咲き誇る 花が育む 笑顔と平和(その3)」

2011/06/16
by K'z (N)

時刻は05:50。相変わらず、今朝も早起きしちゃいました。 何カ月も前から楽しみにしていたFFも、あっという間に最終日です。 荷物をまとめてチェックアウトの準備をしていると、「今夜はホテルに戻らずに、帰宅途上なんだなぁ…。」なんて、ちょっとさみしさも感じます。

ホテルから至近の電停から広電に乗り込んで、まず向かうのは商工センター電停、もしくはJR新井口駅からほど近いショッピングセンター、アルパークです。 ここの東棟2階にある「時計の広場」に設営されているのが、FF協賛会場のチューリップステージ。 吹き抜けになった広場は3階のフロアへ続く階段があって、それに沿うようにひな壇状に腰掛けるスペースがあります。 つまり、上位に腰を下ろせば、俯瞰でステージを見るという独特の楽しみ方ができる訳で…。

さてさて。 開演の1曲目は『花ぐるま』。 広島県民なら誰もが知っているといっても過言ではない楽曲で、さやかちゃんが「二代目」を襲名した記念すべき名曲です。 MCでは「FFも最終日ですけど、今日これで帰ってしまうというひともいると思います。」とさやかちゃん自身、いかにも残念そうです。 「今日で、お休みが終わりのひと〜?」 「まだ、お休みのひと〜?」なんてお客さんに問いかけたりして、ほんわかとおしゃべりは進みました。 その挙手したひとの数を見ると、連休が続くひとがかなりいるようでした。 ただ、「結構いるんだぁ…。」と言ったさやかちゃんに、実は少しばかり切なくなったワタシなのでした。 「みなさんがお休みの日に、私はお仕事なんです。」と言葉は続きましたが、カレンダーに無関係な職種に就いているワタシにとっては、 何だか仲間外れにされたような気持ちになったりして…。 カレンダー上の休日だって、深夜だって、勤務に就いているワタシ。 そして、土曜日や休日のイベントにさえ、年次有給休暇を充てて参戦しているワタシ。 いつだったか、エールエールでのイベントのMCにおいて「いつでも、どこでも、来てくれるファンのかたがいるんです。 あっ、普段はちゃんとお仕事をして、有休とかを取って来てくれるんですよ〜」と、自慢げに話していたのが思い出されます。 ちょっと、今回の発言は悲しかったなぁ…。

こんな具合にブルーなワタシを元気付けるかのように、お次の曲は『大丈夫』。 今さら説明する必要もなさそうな、大洋薬品さんのCMソングです。 というより、さやかファンにとってはパロディ版の「神園さやか応援団」のCMソングのイメージのほうが濃厚ですな。 歌を聞いていると、「応援団」CMの映像が頭に浮かんで来て、思わず苦笑してしまいます。

FFのキーワードの「花」つながりで『世界でひとつだけの花』を歌った後は、 「おととい、花を咲かせたばかりの後輩を紹介します。」と「Dream☆Stars」の登場です。 披露するのは『亜麻色の髪の乙女』と『花ぐるま☆21』。 高いポジションから見ると、ドリ☆スタの面々のダンスがどれほどキマッているのか、どれほどグダグダなのかが一目瞭然なのですが、 昨日よりさらにレベルアップしているようです。 しかも、緊張が隠せないのか明らかに作り笑顔だったのが、アレアレ?すっごくナチュラルなスマイルになっていますよ。

いきいきとしたステージは、見ていてもとても心地よいものですが、そんなステージのエンディングにハプニング発生です。 さやかちゃんが〆のご挨拶をしていると、 「これからも神園さやかと、キャッ…!」 なんだ?と思ってステージに目をやった瞬間、さやかちゃんが視野から消えました。 フロアに敷かれた人工芝につまづいて、しりもちをついてしまったようです。

心配そうなドリ☆スタの5人からは、駆け寄りたい気持ちとお客さんを放置できないというプロ意識との葛藤があるのが客席にも伝わります。 そんなフリーズした状況を打破したのは、リーダーのRITOでした。 機転の利く、やさしい女の子なんだなぁ…。 何気ないガールズアクションでしたが、この件でワタシの中のRITOへの好感度は急上昇です。 手を差し出されて立ち上がるさやかちゃんの「これからも、神園さやかと、つまづくことのないDream☆Starsをよろしくお願いします!」と仕切り直して、 笑いとともに終演となりました。

次に向かうは、フレスタ・カジル横川のハイビスカスステージです。 FF最終日にアルパークとカジル横川の2会場をハシゴするのも、すっかり馴染みのパターンになりました。 ファン仲間とワイワイしながらJR山陽本線に揺られること数分、横川に到着です。 会場には、三々五々お客さんが集まってきます。 おもしろいもので、毎年特定のFF会場のみに顔を見せるファンの姿があるんですよね。 ここカジル横川でもそんなひとの姿が見受けられました。 現状では名前も知らない、ただ見覚えがあるというだけのかたですが、何かをきっかけにさやかファンの輪を広げられたら…、と思います。

さあ、開演です。 まずは『太陽がくれた季節』。 FFのステージとしては少々毛色の変わった選曲でしょう。 そして2曲目は『花の想い』をしっとりと歌います。 MCも、毎年出演しているFFのこと、公式ソング集『フラワーフェスティバル』のこと、などなど盛りだくさんでした。 そんな中、『花ぐるま☆21/青春は輝いて』のレコードリリースの話題で「(CDではなく)レコードですよ。針を落として聞く…。 あっ、いま、針を落として聞くやつあるやんかぁ〜、って言いそうになっちゃった!」と、すっかりふるさとモードになっちゃってますよ。 生まれ故郷ならではの安心感とあたたかさ。 ちょっと妬けちゃうけど、さやかちゃんが愛している広島の地とひとを、ワタシも大切にしたいと思います。

さやかちゃんが生まれ育った広島。 まばゆいくらいに彼女の青春は輝いていたことでしょう。 輝いた青春→キラキラした思い出、の図式に則り、曲は『DIAMONDS』へ。 「キラキラした思い出」っていうから、てっきり「4月になれば、悲しみはキラキラした思い出」という歌詞がある、 おニャン子クラブの『じゃあね』かと思いましたよ。(←そんな訳ないか)

"キラキラ"ネタはまだ続きます。 「名前もキラキラしている、Dream☆Starsです。」 いつものように、登場したドリ☆スタの5人をトークを絡めて紹介します。 マイクを持つメンバーひとりひとりをとても愛しそうに見つめているさやかちゃんの眼差しが、ワタシの脳細胞を溶かし始めています。 そんなこんなですが、泣いても笑っても今年のFF最後のステージです。 「神園さやか with Dream☆Stars」、全力を振り絞って『じょいふる』『花ぐるま☆21』を歌いきりました。

その後の即売会〜サイン会〜撮影会も大賑わいで、まさかの約1時間を要しました。 日替わりで色違いが用意されたさやTはオレンジ色、ドリ☆スタ生写真も新バージョンと、購入意欲をそそるものが多く並んでいたせいでしょう。

「第35回ひろしまフラワーフェスティバル」、以上をもって終了です。 今年のFFでのさやかちゃんは、ドリ☆スタの引率役的な部分が大きかったかな。 ドリ☆スタが観客にすんなり受け入れられるようにとの配慮なのか、さやかちゃんの持ち味が全体に控え目だったように感じます。 とは言え、妹分のドリ☆スタを従えて歌って踊る姿は新鮮でした。 何度も聞いたはずの『花ぐるま☆21』『じょいふる』が、まったくの別物に生まれ変わっていましたから。 また、昨日の「東日本大震災被災地支援FFスペシャルLive」(相変わらずタイトル長っ!)での風格は、未だに脳裏から離れません。

でもって、さやかちゃんのバックダンサーを堂々とこなし、FFの真っ直中にデビューしたDream☆Stars。 「パフォーマンスより歌唱で感動できるのが歌の真髄」という論を支持するワタシとしては、ダンス&ポップなど、まるで興味がないジャンルでした。 ところが、広島に滞在していた2日半のステージを見て、少しばかり考えが変わったかも知れません。 場数をこなすにつれて、メンバー全員が輝きを増して行くのが手に取るようにわかりました。 確かに、未完成なところも多いと思います。 でも、一瞬一瞬アーティストとして成長していく過程をナマで共有できるなんて、これは素晴らしいのひとことに尽きます。 第一、頑張っている女の子ほどキレイなものはありません。

ワタシの中で、年中行事のひとつとしてすっかり定着したゴールデンウィークの広島遠征。 往路の大幅遅延でデバナを挫かれたのが残念でしたが、関東地区のさやかファンの参戦者が年を追うごとに減っているのもとても残念です。 年代柄、または時節柄、職場をおいそれと離れられない立場に立っている者が多いということなのでしょう。 でも、やっぱりステージが終わったあとに余韻を共にできる仲間は、ひとりでも多いほうが楽しいですもん。

と、今年はいささか不完全燃焼な面もありましたが、来年も間違いなく参戦するつもりです。 広島のみんな、お世話になりました。 来年もよろしく〜。


曲目

【チューリップステージ出演 (チューリップステージ、アルパーク) 11:00〜】
  1. 花ぐるま
  2. 青春は輝いて
  3. 大丈夫
  4. 世界で一つだけの花
  5. 亜麻色の髪の乙女(オリジナル:島谷ひとみ) (with DREAM☆STARS)
  6. 花ぐるま☆21 (with DREAM☆STARS)
【ハイビスカスステージ出演 (ハイビスカスステージ、フレスタ・カジル横川) 14:00〜】
  1. 太陽がくれた季節
  2. 花の想い
  3. 青春は輝いて
  4. DIAMONDS(ダイアモンド)
  5. じょいふる (with DREAM☆STARS)
  6. 花ぐるま☆21 (with DREAM☆STARS)

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