since 2009/06/01
名称:『神園さやか新世界ライブ!』
日付:2010年06月19日(土)
時間:14:00〜、16:00〜
場所:新世界ルナストリートステージ(大阪市浪速区恵美須東)
2010/08/14
by K'z (S)
かれこれ、約1年ぶりの遠征となります。
大きな休日にも出社や待機が必要な状態であり、しばらく遠征から離れていたのですが、
ちょうど端境期だったこともあり、先日と同様「行ける時に、行こう!!」と思い立ちました。
まずは、準備段階から。
公式サイトのスケジュールを確認しながら、宿泊先や往復の新幹線を確保していきます。
路線の乗り継ぎ表や近辺の地図、ホテルの予約メールを印刷用のファイルからpdfに変換、
これをスマートフォンに格納することで、紙資料を廃棄する無駄も省くことができました。
# 近年では、地方へ遠征するにも色々な照会や手配といった事前の行動が楽になりました。
# 時刻表や空室状況を確認しながら予約がとれる。現地の地図やイベントの概要も入手できる。
# 時代の変遷と通信並びに情報機器の発達には、本当に目を見張るものがありますよね…。
そして、最後の難関は上役との調整でしたが、こちらも無事にクリアすることができました。
週の終りまで仕事の難儀が続いており、「やっと、ここまできた…。」という心境でしたっけ。
さて、当日。
最後まで荷物の整理にバタバタしたため、数時間の仮眠をとるのが精いっぱいだったとか(汗。
普段よりも早めに地元を出て、午前10時前に品川を出発して、昼過ぎには新大阪に到着。
今までの遠征で広島や新山口まで行ったこともあるだけに、いつもより早く着いたような印象も。
ついでに、構内の売店で軽いお土産を買い求めてから、府内の路線へと乗り継ぎました。
新今宮駅の改札を抜けたら、とにかく外は暑い(汗!
かつての旅行やイベント遠征で歩いた覚えのある通りを抜けて、新世界へと向かいます。
ガイドブックに「若い女性の一人歩きはお勧めできない」なんて書いてあったのも、今は昔?
雑多な町並みと独特な雰囲気はそのままに、以前よりもキレイになったように見受けられました。
通天閣の足元から少し入ったところに、新世界ルナストリートがありました。
こちらも以前に歩いた覚えのある通りですが、「こんなにも、変わっていたのか…。」と(驚。
入口から奥まったところにステージがありまして、写真で見るよりも実物は狭いかもしれません。
ルナストリートに入っている串かつ屋のテーブルには、顔なじみの面々が揃っていました。
ひとしきりご挨拶を済ませた後に、串かつのおまかせセットとアイスコーヒーで昼食代わり。
既にアルコールを投入している面々もいたけど、さすがに今のうちはやめておくことに(笑。
さぁ、いよいよ。
屋根のあるステージにテント張りの客席で、どうにも熱気がこもってしまう状況でしたが、
# 幕間に喫茶スペースへ行ったら、氷が売り切れていたのも「むべなるかな」ですわ(泣。
それでも、神園ちゃんは元気いっぱいです(嬉♪
まずは、1回目。
今年の『駅前ライヴ』における定番とも言うべき「テーマ」は設定されていませんでしたが、
「太陽の下に、ひまわりが咲き。
ひこうき雲の浮かぶ、水平線の彼方へと、果てしなく続く道。」
なんて、ちょっと懐かしい夏の風景をストーリーとして描いているかのようでした。
引き続いて、2回目は「1973年7月に発売された曲(特にアイドルソング)」。
老若男女が集うステージにふさわしく、懐かしくも楽しい感覚にあふれた選曲でした。
今回のイベントで神園ちゃんが披露した4人を並べただけでも、層々たる面々が揃っています。
ちなみに、彼女たちは同じ年のレコード大賞で新人賞(麻丘さんは大衆賞)を獲得しました。
# そして、最優秀新人賞が桜田さんだったことを考えるに、どれだけ人材が豊富だったのか…と。
TVでの露出をキッカケにお茶の間で人気をはぐくんだ「庶民的なアイドル」が花盛りの時代。
とても個性的なキャラクターによる楽曲を、颯爽とカバーしてしまう神園ちゃんの恐ろしさよ…。
そうですね、今回はM/Cも「いい感じ」だったと思いますヨ。
昨年の『新世界ライヴ』やレギュラー出演している『歌の楽園(TV東京系)』の主張に留まらず、
大阪の「食いだおれ」にちなんで、ルナストリートの飲食店をも話題に採り上げる辺りでは、
観客の「そうそう、ココでアレが来るんだよね!」という声が聞こえてくるようでもありました。
ご当地の皆さんには、"おらが町にやってきた娘っ子"にくすぐられる快感があったかもしれません。
確かに、都市部におけるステージとは異なり、目新しいモノは見られなかったと思います。
しかし、通り一辺倒のことを繰り返しているように見えても、決して手を抜いているワケではなく、
自身の持ち味を発揮しながら観客の期待に応えるというエンタテインメントのセオリーをふまえ、
その中でも常に観客を飽きさせない工夫を凝らしてくれる…。
地方公演ならではの"空気"や"におい"といったピュアな部分を満喫するとともに、
今までの間に培ってきた神園ちゃんの良さを再認識することのできるステージでした。
新譜の予約を兼ねた即売会も盛況だったと思います。
二回目のステージが終わった頃には、すっかり夕方の時間になっていました。
夏の兆しを感じるような明るさの町並みを歩き、私たちは次の会場へと移動するのでありました。
つづく。