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【イベントリポート】

概要

名称:『神園さやかソロライブ Vol.2』今日は弾き語るよ!
日付:2010年06月05日(土)
時間:開場 15:30〜、開演 16:00〜
場所:yanagi(東京都江東区亀戸)


「音と光とエクボが織りなす魅惑のハーモニー。」

2010/07/06
by K'z (N)

今日は東京・亀戸へ。 秋葉原でJR総武線に乗り換えて、日頃お馴染みの錦糸町の一駅先を目指します。 ところが、錦糸町で下車しなくていいという安心感が仇になったのか、新小岩まで乗り越してしまいました。 そんな粗相をしながらも、亀戸に到着したのはタイムリミットの2時間前。 常に早めの行動をしていて、間違いはありませんでしたね。

亀戸駅を北口に出て歩くこと数分。 CDショップ天盛堂さんが見えてきました。 『約束』の店頭キャンペーンで訪れて以来です。 といっても、今日の目的地は天盛堂さんの数件先にあるライブハウス「yanagi」さん。 4月に西田エリさんとのコラボライブが催された場所で、40日振りの再訪となりました。 今日はここyanagiさんで「神園さやかソロライブ」が催されます。 催行の告知に「今日は弾き語るよ!」などと謳われているので、自然と気持ちが高揚しちゃいます。

ところがその反面、yanagiさんは日頃プライベートバンドや地下アイドルなどのイベントにステージを提供しているようで、 個人的にはB級なイメージが拭い切れません。 地下アイドルの何たるかに疎いワタシなので偏見じみた発言は避けますが、前回の来訪時には出演していたアイドル達の終演が遅れ、 その煽りでさやかちゃんと西田エリさんのライブ開演が1時間近くもズレ込んだ事実があります。 後続する演者への配慮がゼロとは、ステージに上がる者としての姿勢を疑ってしまいますよ。 そんな訳で、どうしても「今日は大丈夫なのだろうか?」という不安が頭をよぎります。

何とかほぼ定刻に入場でき、さやかちゃんの登場を待ちます。 大阪や新潟のファン仲間の姿が見受けられることからも、このライブへの期待の大きさを感じますね。 そのソロライブ、まず1曲目に歌うは『草原の輝き』です。 ずいぶん穏やかなオープニングにも思えますが、ある種これがさやかカラーなのかも。 スタートからフルパワーで突っ走らずに徐々に加速して行くスタイルを採ることで、 さやかちゃんのライブに初参戦のひとやライブハウスに不慣れなひともすんなりと場に馴染める訳なのです。 ライブハウスでのライブでありながら客席が用意されているのも、 じっくりとナマ歌を味わって欲しいとの彼女の思いからなのでしょう。 全編に渡ってオールスタンディングでイケイケGo!Go!のステージなら、「東京湾納涼船」がありますから。

続いて2曲目に持ってきたのは『恋人試験』でした。 かなり久しぶりの披露ですね。 恋人の受け答えに素直になれない繊細な乙女心を歌った楽曲です。 「0点も100点もダメで65点がいいなんて…」と語るさやかちゃん、 「私は、『すべてわかっているよ』って言ってくれる100点のひとがいいです」なんだそうで…。

松田聖子さんの『eighteen』と南野陽子さんの『吐息でネット』は初披露の楽曲で、 特に南野陽子さんの曲は歌ったことがありませんでした。 この曲がリリースされた1988年当時、「ネット」という言葉は「ネットワーク」のイメージが強く、 「あなたと私の心をつなぐ」というニュアンスで多く使われていましたね。 岡田有希子さんの『くちびるNetwork』もそうでした。 あれから20年以上が経ち、今では「ネット」イコール「インターネット」と解釈されているのですから、 まさに時の流れを感じずにはいられません。 そうだ、南野陽子さんつながりでリクエストを。 『はいからさんが通る』をはいからさんの衣装で…。 はい、今日も妄想族です。

そして、今日のメインディッシュ(?)である「弾き語りコーナー」に進みます。 一昨年ニューヨークで熱唱した『翼を下さい』『Amazing Grace』とともに、 8月にリリースされる新曲『道 -ふるさとから遠く離れて-』とそのカップリング曲『悲しみのほとりで』も披露されました。 リリース前の楽曲を、それも弾き語りバージョンで聞けるとは貴重です。 以前のように過度に緊張している様子もなく、落ち着いて鍵盤に向かうさやかちゃんは 「私より皆さんのほうが緊張していませんか?」なんて観客をイヂッたりする余裕も見せました。 う〜ん、欲を言えば、奏でる音が少々カタイようにも感じましたが、確実にグレードアップしてますな。

充実した時間は過ぎて行きます。
「これからも、みんな応援してくれる〜?」
「お〜!」
「ずっと?」
「お〜!」
「ずっとずっと?」
「お〜っ!!」
「こんな"ポニョッ"としてても?」
「お〜っ!!」
「"私が、オバさんになっても"?」
「お〜っっ!!!」
客席とのこんな掛け合いでラストを飾るのは、もちろん『その曲』です。

それにしても今日のさやかちゃん、すっごく華麗だったよなぁ。 曲間のMCでは楽しいエピソードをふんだんに織り込みながら、実にイキイキと語りかけてきて、 思わずワタシの頬も緩んでしまいました。 そして、場内のライティングの効果も相俟って、さやかちゃんの存在はさらに引き立てられていたように思います。 何よりも、照明の光線が彼女の瞳に反射して、キラキラと輝いていたのが印象的でした。

来週も、またまたライブが企画されています。 どんな展開で何が飛び出すのでしょうか。 今から待ち遠しいですが、今日のさやかちゃんのキラメキを胸に一週間を過ごすとしますかね。


曲目

  1. 草原の輝き
  2. 恋人試験
  3. 狼なんか怖くない
  4. Eighteen
  5. 吐息でネット
  6. スマイル・フォー・ミー
  7. 道 -ふるさとから遠くはなれて-(弾き語り)
  8. 悲しみのほとりで(弾き語り)
  9. 翼をください(弾き語り)
  10. Lovin' You(弾き語り)
  11. Amazing Grace.(弾き語り)
  12. TOMORROW
  13. 青春は輝いて
  14. 花ぐるま☆21
  15. 私がオバさんになっても
  16. Can't Take My Eyes Off You

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