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名称:『神園さやか歌謡ショウ』 in ふろっぴィ
日付:2010年02月11日(木)
時間:13:00〜、18:00〜
場所:八王子健康ランド ふろっぴィ(東京都八王子市)
2010/03/25
by K'z (N)
仕事を終えて帰宅したら、まず郵便受けを覗く…。 ごくありふれた日常の動作のひとつです。 まあ、覗いたところで届いているのは、クレジットカードの利用明細書か公共料金の納付書、 ポスティング業者が投函したのであろうチラシの数々ですがね。 そんな中、さやかちゃんのファンクラブ「神園さやか応援団」からの送付物を発見すると、ちょっと嬉しくなったりします。
ある日のこと、送られて来たスケジュールを見て、心がざわめいちゃいましたね。 なんと、2月11日に八王子の健康ランド・ふろッぴィさんにて歌謡ショーが催されるのだそうです。 おととし彼女の歌謡ショーに参戦して以来、常にイベントスケジュールをチェックしているふろッぴィさん。 急遽決定したのでしょうか、ファンクラブのテレフォンサービスや所属事務所の公式ホームページにも告知がないイベントです。 しかも、ふろっぴィさんの公式ホームページにも記載がないというオチまで…。
今月は14日の『バレンタインライブ』に照準を合わせて勤務のシフトを組んでいたので、 「ふろ&さやか」という途方もなくハイグレードなカップリングにもかかわらず、当日はなんと出勤日ですよ…。 あわや、参戦不可能か!?という状況でしたが、公休日に振替出勤することで、時間をムリヤリ捻出することにしました。
あれこれ紆余曲折の末に迎えた建国記念の日。 帰路での湯冷めを懸念して、愛車を駆り国道16号線を一路八王子へ。 天気予報では昼過ぎから雨、夜半頃には雪…などと報じられていましたが、ノーマルタイヤのままで強行突破です。 路面が凍結しないうちに帰宅すれば大丈夫…ですよね?
開館時刻と同時にチェックインしたら、大浴場に直行します。 湯に浸かりながらいつものファン仲間と挨拶を交わすなんて、気分はさながら温泉旅館で迎える朝ですな。 それにしても、限られた情報を嗅ぎ付けて集結したさやかファンの行動力には恐れ入っちゃいます。 身体がじゅうぶん温まったら、ステージに併設された大広間で飲食を楽しみながら、さやかちゃんの登場を待ちましょう。 このふろッぴィさん、同業他店に比べてフードが安価なんです。 わずか100円前後の差ではありますが、ついついあれこれと追加オーダーを…。 大丈夫なのか?フトコロ…。 そうそう、ワタシの近くに席を構えていたお客さんたちの会話にも「神園さやか」という名前が頻繁に飛び出していましたっけ。 八王子の地でも、結構さやかちゃんのネームバリューは高いみたいです。
さあ、定刻。 『木綿のハンカチーフ』のメロディとともに、さやかちゃんの登場です。 お客さんの反応も上々で、幸先良さそうな予感です。 「みなさん、こんにちは〜!」と元気いっぱいのご挨拶の次は、記念すべきデビュー曲『初めてのひと』。 言わずと知れた、自己紹介的な楽曲です。 健康ランドのイベントでは恒例とも言える客席の練り歩きも忘れてはおらず、たくさんのお客さんと握手を交わしました。 あっ、それとご祝儀も…。 握手をする際にお客さんから「テレビで見たよ」とか「(歌が)上手だね〜」などと声をかけられていましたが、 その声がマイクを通してツツ抜けなのも彼女とお客さんの距離の近さを感じます。 こんな和やかな雰囲気だから、健康ランドでのイベントは無理をしても参戦したくなっちゃうんだよなあ…。
すべての曲目をこなし、無事終演…。 と思ったら、お客さんの一部からアンコールを求める声が上がります。 閉じかかった幕が再び開いて登場したさやかちゃん、美空ひばりさんの『お祭りマンボ』を披露しました。 健康ランドでは稀なアンコールに、ちょっと驚きです。 歌謡ショーを目いっぱい楽しむお客さんが多くてすっかり気分が良くなってしまったワタシは、 飲食とお風呂を繰り返しながら、夜の部が開演するまでの時間を過ごします。
いよいよ夜の部。 折からの悪天候と降雪の予報のためかお客さんは幾分減り気味で、 子供連れのファミリー層の多くが帰宅の途についてしまったのか年配者が大半です。 が、しかし…。 そんなことに臆することなく、はつらつとしているさやかちゃん。 そればかりか客層を鋭く見極めて、演歌主体の構成です。
目新しいところでは『越冬つばめ』『河内おとこ節』もラインナップに加えられました。 両曲とも過去にクローズドな会場のライブで披露され、イベントのネタ的な位置付けに過ぎない印象が大だったんですよね。 今日あらためて聞いてみて、「あの日のネタで終わっていたら、もったいなかった!」と断言できるくらい遜色ないクオリティでした。 お仕着せ感や歌マネ感がなく見事に彼女の歌になっていて、なかなかいいんじゃないですかね。 『越冬つばめ』の「♪ヒュルリ〜」のくだりなど、さやかちゃんの澄んだ声によって哀愁感が何倍も深く描かれている気がします。 そして、夜の部もお客さんのアンコールに応え、日本クラウンの大御所・北島三郎さんの『まつり』でオーラスを飾りました。
終演後は風呂でファン仲間との談笑に華を咲かせ、地元に帰還します。 雨から雪に変わって街並みが白く染まりかけた帰路でしたが、ワタシが自宅に到着する頃にはそれも止みました。 今度の日曜日は『バレンタインライブ』です。 それまでの日数を指折り数えながら、仕事に勤しみますかね。