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名称:『神園さやかの箱(ボックス)ライブ』
日付:2010年02月06日(土)
時間:(第1の箱)13:00〜、(第2の箱)15:00〜
場所:ヨーロー堂 イベントホール(東京都台東区浅草)
2010/03/15
by K'z (S)
熊五郎さんによる新しい試みとして、昨年にパイロット版が提示された「箱ライヴ」。
早くも、実質的な二回目が行われることになりました。
いつものとおりに期待をしつつ、事前に電話予約を済ませての参戦であります。
さて、この日は非常に風が冷たくて、往来を歩くだけでも辛かったですわ…。
そして、浅草へ着いてからのお昼ごはんは、おなじみの箱根そばへ。
温かいそばに天ぷらを2枚(春菊&ごぼう)入れて、ふりかけご飯もセットの大盤振る舞い。
ちょっとぜいたくで、ちょっとヘルシーに?ということで(微笑。
程なくヨーロー堂さんへ到着、いつもの面々と遭遇しての雑談タイム。
それから、いつもの流れで入場しましたが、観客が少なめなのは残念だったなぁ…。
# 以前、こちらのお店さんで行われるイベントの集客がイマイチになりうる弱点として、
# 開催の頻度が高いことと、事前に関連商品の購入が必要になることを挙げました。
# もうひとつ、神園ちゃんのクローズドスペースにおけるイベントの傾向として、
# 本人サイドが観客をより楽しませるためのアグレッシブな取り組みを見せてくれるぶん、
# 観客サイドに対してもある程度の積極性を要求されるところがあるかも…と思います。
# 一般的な演歌キャンペーンとは異質な部分だし、敬遠されうる要素がありそうだけど、
# こちらも意欲的に臨めば、それだけの楽しさが返ってくることも事実だと思うんですよ。
# たとえば、神園ちゃんが披露するカバー曲に対する音楽的なキャパシティを広く持つだけでも、
# 歌手としての神園ちゃんとそのイベントの魅力にハマること間違いなし!なんだけど…。
でもって、熊五郎さんの前説を経て、神園ちゃんの登場とあいなります。
そして、前回の予告どおりに、本人が振るサイコロの目で歌唱ジャンルを決定しました。
# ちなみに、全6つの"目"は、演歌、歌謡曲、アイドル、フォーク、J-POP、アニソン。
そういえば、今回は選曲のくじ引きシステムに変更がありましたっけ。
前回は"披露する"曲を選び出しており、事前に曲目がわかってしまうので興ざめでしたが、
今回から、初披露を含む8曲の中から"披露しない"2曲を抜き出して、発表する形になりました。
直前までのワクワク感はそのままに、次回以降にも期待できる要素が増えるのは嬉しいですね。
さて、この日の一回"目"は「アニソン」でした。
神園ちゃんと作品にまつわるエピソードも印象的だった『カントリー・ロード(日本語版)』。
それから、お子様にも人気のジブリ作品や、若いお母さん世代に好評な『タッチ』とまぁ、
親子連れが多いデパートやスーパーの店内イベントでも披露される曲目がメインでしたっけ。
これに対して、イントロでびっくりしたのは初披露の『キャンディ・キャンディ(同 OP)』。
神園ちゃんの明朗快活な唄い回しと声質がピッタリで、これはナイスカバー!だと思いました。
それから、キャンディ自身を語る歌詞が本人のルックスにもマッチしているんですよね(自爆。
堀江美都子さんは他にも名曲がいっぱいあるので、これからもおすすめしたいところです。
順番は逆になるけど、『大ちゃん数え唄(いなかっぺ大将 OP)』も「いい感じ」だったなぁ。
昨年のいわくありげな時期に、健康ランドのステージで一度だけ披露された曲でしたっけ。
M/Cの中では、当時中学生だったという天童さんの唄いっぷりを賞賛していましたが、
神園ちゃんも負けず劣らず、パワフルに回す唄い方もサマになっていてGood!!でありました。
# 少し大人しい選曲が多いかなぁ…とはいえ、アニソンは個々の認知度に差がありすぎる世界だし、
# トンがったリクエストやマニアックなツッコミに対応しきれずに反感を買うおそれもあるから、
# よくTVで放送される「懐かしのアニメ特番」に登場するくらいの選択が妥当かもしれません。
# 私が神園ちゃんにアニソンをリクエストするなら、昔の"女の子向け"アニメの歌がいいなぁ。
# かつては東映動画、後年ではスタジオぴえろでシリーズ化された"魔女っ子"や"魔法少女"モノ。
# カルピス〜ハウスの『世界名作劇場』や、動物や昆虫・民話モノにも名曲が多いよねぇ…。
そして、次なる箱の"目"は「J-POP」でした。
たびたびポップス系イベントでは披露された『M』や『元気を出して』もさることながら、
これも昨年の春、微妙な時期に一度だけ披露された『晴れたらいいね』が懐かしいなぁ…と。
# どうも、サビにかかるところで一斉に声をかけるタイミングを忘れちゃうんですけど(悔。
初披露の『負けないで』もなかなか悪くなかったし、曲の内容としても聴ける機会が楽しみ。
一部のファン連中には好評な『渡良瀬橋』だけど、個人的にはイマイチな感じがありました。
神園ちゃんの歌唱を聴いていても、森高さんの姿が後ろに見えるような気がするんですよ…。
でもって、ここからは全体的な総括ということで。
歌唱も十分にこなれていたのですが、それ以上にM/Cの出来栄えが印象に残っています。
詞曲への思い入れだけでなく、その曲に関するエピソードが語られることも増えてきました。
歴史的な側面やオリジナル歌手に関するものから、神園ちゃんの暮らしに関連するものまで、
神園ちゃんによるナマの声を感じたし、趣が深くて面白いM/Cになっていたと思います(嬉。
ところが、今回の「箱ライヴ」も素晴らしいことばかりではありませんでした。
観客のローテンションぶりに‥‥でしたが、そう感じたのは私だけではなかったみたいです。
前段が終わった後で、熊五郎さんによる緊急アンケートが行われたのでありました。
その項目は、「箱ライヴ」で聴きたいジャンル、希望する開催の間隔、良い点・悪い点。
翌月以降の"箱"にどう活かされているか、大いに期待しております♪