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【イベントリポート】

概要

名称:『神園さやか 新曲キャンペーンミニライブ』 in 戸田競艇
日付:2010年01月10日(日)
時間:1回目/10:10〜、2回目/6・7レース終了後(13:30頃〜)
場所:戸田競艇・イベントホール(埼玉県戸田市)


「さすらいのギャンブラー…ではありません。まじめ人間です。」

2010/01/27
by K'z (N)

先週の浜名湖競艇に続き、今日も競艇場に潜入します。 向かうのは、地元・埼玉県の戸田競艇です。 もちろん一獲千金を夢見て足を運ぶのではなく、さやかちゃんのミニライブ目当てなのは言うまでもありませんね。 競艇場で2週続けてさやかちゃんのイベントがあるなんて稀有なことですし、 何しろ前回の戸田競艇でのライブから2ヵ月半というインターバルの短さが特筆モノです。 プロ歌手のイベントが日常化している場所なので、どんな手法で来場者を楽しませてくれるのでしょうか。

自宅から戸田競艇までは、クルマで20分ほど。 公共交通機関を利用するよりも、格段に早くて便利なのです。 今日も起き抜けに朝シャン(←死語ですな)でリフレッシュしてから、おもむろに愛車のコクピットに収まりました。

道路順調、渋滞皆無、無事現着。 いつもの入場ゲートを通って、いつものイベントホールへ。 いつものファン仲間の顔がある、いつもの現場です。

すっかり通い慣れてしまったとはいえ、「今日は、どんな楽曲が飛び出すのだろう?」 といったワクワク感は止むところを知りません。 仲間たちと「初っ端はあの曲だろう…。」「いや、この曲かも?」などとやりあう予想屋と化すのも楽しいものです。 『異邦人』のオリエンタルな雰囲気、『初恋』のリコーダーの音色、などなど。 イントロのわずか数秒で曲ごとの世界を享受する姿勢がとれる「パブロフの犬」状態の常連ファンに突き付けられたのは…。

アレレレ…。 どうして、この曲がオープニングなの? 夕日に向かって走り出したくなる『太陽がくれた季節』じゃないですか!? ライブの最後に歌われることが多いこの曲を、1曲目に持って来るとは想定外。 これなら、大いに他の歌い手さんとの差別化が図れますよ。

実際に注目を集めることにも大成功のようで、「皆さん、おはようございます!」のご挨拶に返答するお客さんの多いこと。 パワフルな楽曲だけではなく、『港町十三番地』『瀬戸の花嫁』などの正統派のラインナップも惜しみ無く披露します。 こうなると、出走表に赤鉛筆を走らせていたオトーサンさえもその手を止めるのですから、不思議なものです。

ワタシが思うに、さやかちゃんには歌唱力もさることながら、ビジュアル的にも不思議なきらめきがあるのではないか、と。 例えば、今日の衣装。 淡いピンク色のトップスと、裾にフリルの付いたグレーのスカートでした。 一見、私服にも思えるオーソドックスさですが、この清楚な雰囲気がオジサンのハートをくすぐるのかも知れません。 あるラジオ番組で、パーソナリティのかたが話していた言葉を思い出しました。 「豪華なドレスで悲恋の歌を歌われても、共感が湧かない。」だそうです。 ナルホド。

さて、午後1時を過ぎ、第2回目のライブでのこと。 『木綿のハンカチーフ』でスタートする定番路線でしたが、ワタシの全神経は衣装にロックオン。 ステージごとに衣装を変えるのはよくある事なのですが、被り物を着用するのは珍しいですよ。 被り物といっても着ぐるみではなく、昨日の駅前ライブでも見られたニットのベレー帽のこと。 ファン仲間からは、「往年の桜田淳子さんみたい。」という声も出ました。 しかも、バリエーション発見。 サイドにあしらったリボンが、昨日の右側に対して今日は左側にセット。 芸が細かいっすな…。 こんな70年代っぽいディテールに、またまたオジサンの中の少年の心は羽交い締めにされるのかも。

すっかり上の空になってしまいましたが、ライブ本編の話題に戻ります。 デビュー以来、テレビ埼玉でCMに出演していること。 しかし、出身は広島県であること。 やわらかく平易な口調で、MCは続きます。 「次の曲は、私の故郷の広島に因んだ曲です。」 ん?また『瀬戸の花嫁』ですか…。

「尾道を舞台にした曲です。『かげろう坂』、お聞きください。」

うわ〜、予想だにしない非常事態発生! 個人的に、直球ど真ん中です。 デビュー曲『初めてのひと』のカップリング曲で、卒業に伴う別れを歌った楽曲です。 ワタシのイチ押しの楽曲にもかかわらず、ナマでこの曲を聞いたのは ファンイベントの『B面コレクション』なる企画のただ一度のみでした。

曲中の主人公である女の子は、制服のボタンをもらっていながらも自身の恋心に気付いていないようです。 その男の子を「きみ」と呼んでいます。 本当の気持ちに気付いた時に「きみ」はいないけど、大切なボタンと故郷の町に「きみ」をいつも感じる…。 いいねぇ、最高ですねぇ。 ワタシがこの楽曲を初めて聞いたのが、春先だったこともあるでしょう。 暖かくて寒い季節、ときめきと切なさの交錯が凝縮されているように思えてなりません。

ステージ後の物販コーナーには、お客さんの長い列ができていました。 それは第3回目のライブが始まる時間になっても途切れず、やむなく物販を中断しての開演です。 ステージに走るさやかちゃん、素敵だよ。

いつになく舞い上がっている、ワタシの今日の感想です。 「アバタもえくぼん。今年も広島、絶対行ったるぜ!!」 支離滅裂です、はい。


曲目

【1回目(10:10〜)】
  1. 太陽がくれた季節
  2. 初めてのひと
  3. 港町十三番地
  4. 瀬戸の花嫁
  5. ひこうき雲
  6. 淡雪なみだ
【2回目(6レース終了後)】
  1. 木綿のハンカチーフ
  2. かげろう坂
  3. 涙そうそう
  4. ひこうき雲
【2回目(7レース終了後)】
  1. 岬めぐり
  2. 花嫁
  3. なごり雪
  4. 淡雪なみだ

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