since 2009/06/01


【イベントリポート】

概要

名称:『神園さやかクリスマスライヴ '09』
日付:2009年12月25日(金)
時間:開場19:00、開演19:30
場所:試聴室その2(神奈川県横浜市中区)


「みなとヨコハマにさやかサンタ出現。ともに過ごすSilent Night。」

2010/01/16
by K'z (N)

いよいよ、一年の締めくくり=師走に突入しました。 近年の不景気の影響なのか、昔に比べてクリスマスムードを実感することは少なくなってしまいましたが、 やはり、心躍るシーズンであることに変わりはありません。

さて、クリスマスといえば忘れてはならない『神園さやか クリスマスライブ』が今年も催されます。 以前はCDとスペシャルグッズが同梱された「クリスマスパック」なる商品を サンタクロースに紛したさやかちゃんが購入者に直接手渡してくれるだけの企画でしたが、 その後は各オリジナル曲を当時の衣装で再現する「バック・トゥ・ザ 神園さやか」を織り込むなど、 ファン必見のイベントに進化しましたっけ。

そして、今年は港町横浜にあるカフェ&ライブスペース「視聴室2」さんで堂々の催行です。 どんなライブになるのでしょうか。 今から楽しみです。

横浜から京急線で3駅目の黄金町で下車し、その高架線沿いに歩くこと数分。 以前よりオトナの街の色合いが薄くなったという一角に、視聴室2さんはありました。 お店に入ると、さやかサンタが「メリークリスマス!」の声とともに出迎えてくれます。 やっぱり、この姿を見ないとクリスマス気分にはなれませんな。

待ちに待ったクリスマスライブ、そのオープニングは『クリスマス・イブ』です。 JRのCMで一躍有名になった、クリスマスソングの代名詞的楽曲ですね。 後にエステサロンやクルマのCMにも起用されましたが、今もって新幹線が結ぶ遠距離恋愛のイメージが脳裏に強く残っています。

「今日はクリスマスソングだけでなく、ウィンターソングもたくさんお届けします。」 の声に続くのは、冬の歌姫こと広瀬香美さんの各曲。 『DEAR…AGAIN』『ロマンスの神様』、そして『promise』と充実のラインナップです。 広瀬香美さんほどの突き抜けるような歌唱ではないものの、広瀬香美さんは力強く弾ける炭酸の清涼感、 さやかちゃんはいつまでも余韻の残るペパーミントの清涼感。 実は似て非なるものであることを実感しました。

と、さやかちゃんの魅力を再認識したところで第1部は終了です。 15分の休憩タイムに2杯めのドリンクを調達して、第2部に備えるとしますか。

お色直ししたさやかちゃんが登場したら、第2部の始まり始まり〜。 肩を出したワインレッドのサンタコスチュームに身を包んださやかちゃんは、 本人いわく「セクシーサンタ」だそうですが、その真偽は追求せずにライブを楽しみましょう。

初披露の『WHITE LOVE』は女性4人組のユニットSPEEDの大ベストセラー曲で、当時さやかちゃんも友達と物まねをしたのだとか。 こんなエピソードを聞くと、ごく普通の女の子なんだなぁ…って思えちゃいます。 今日は振りつきで歌いました。

さらにもう1曲、菊地桃子さんの『雪にかいたLOVE LETTER』。 ついに来ました。会場からは「おぉ〜!」のどよめきも起きました。 ワタシもひそかに待っていたんですよ。 片思いの恋心を綴った定番のアイドルソングですが、さやかちゃんのソツなく安定した歌唱が仇になったのか、 「揺れ動く儚い思い」が描ききれていなかったように感じましたね。 とは言え、ワタシの中の満足ラインは楽々クリア。 曲末の「メリークリスマス」の詞をささやくようにこなしてくれたら完璧なんですが…。 来年に期待しちゃいます。

そして『DEPARTURES』。これは、globeが歌うJRのスキー客誘致CMの起用曲です。 な、なんとさやかちゃんが歌うJR(国鉄)CM曲も第4弾を数えました!! 違うか…。

澄み渡った聖夜の星空のように、随所にさまざまなきらめきを散りばめたクリスマスライブだったはずですが…。 常連ファンの反応は、必ずしも芳しいものではありませんでした。 本音を言うと、ワタシも不完全燃焼感を抱きました。 それは…。

まず、クリスマスライブと銘打っていながら、多くがウィンターソングだったこと。 これまで聞くことができた『White Christmas』や『きよしこの夜』がオミットされていたのは残念でした。

ふたつめ。 前述したように、楽曲にさやかちゃんの声が同調しきれていない面が垣間見えたこと。 初披露なのを差し引いても粗削り感は否めず、彼女の持ち味が活きていなかった気がします。

常連ファンの多くは、さやかちゃんが歌うのであればジャンルや年代を問わず多彩な楽曲を受け入れることができる「オールラウンダー」です。 にもかかわらず、ファンの反応がビミョーだったのは「さやかちゃんが演じるすべてを受け入れたい」心理と 「彼女の実力がじゅうぶんに発揮されていないように見える」不安感がないまぜになってしまったためかもしれません。 いろいろなイベントに参戦しているファンだからこそ、温情や惰性で応援をするのは不本意なんですよね。 まして、今日は年に1度の特別な夜だし…。 大好きなさやかちゃんのせっかくのライブですから、最上級の彼女に会いたいですもん。

来週大晦日の夜には、再び視聴室2さんで年越しライブが催されます。 一年分の期待を胸に、その日を指折り数えましょう。


「哀、聖夜物語。」

2010/01/13
by K'z (S)

久しぶりに(約1ヶ月ぶり!)関東地方で行われるイベントであることに加えて、
2005年から続く『クリスマスイベント(ライヴ)』には思い入れもありましたし、
某氏の息がかかったライヴハウスともなれば、大いに期待できるところでした。

最初は「仕事が終わってからじゃ、間に合わないだろうな…」と投げていましたが、
次第に「間に合う限り、参加しよう!」という気持ちが強くなっていきました。
仕事が終わってからの直行で、イベント会場へ「走る!」のも久しぶりですから、
普段よりも気合いが入りましたし、「積極的かつ能動的に!」という意欲まんまんでした。

最寄りの黄金町駅からほどなく、会場のガラス張りのドアからステージが見えるもんで、
「早く、中に入りたい!」の気持ちで駆け込みましたが、その実態はといえば…。
意外にも観客の数が少なかったことと、場内が白けたムードだったことで悲しくなりました。
そろそろフィナーレを迎えるハズなのに、客席が盛り上がっていない状況も信じられません。

程なくM/Cの合間となり、ふと神園ちゃんが私のところまでやって来てくれました。
プレゼント(カップとティースプーン)を手渡してくれたのは嬉しかったのですが、
こちらとしては全くワケがわからず、気の利いた言葉もかけられなかったのが悔しくて…。
個人的な感想としては、初めて聴いたカバー曲たちはトーンが低くて冴えなかったし、
オーラスの『君の瞳に恋してる』にいたっては、実に虚しささえも感じてしまいました。

仕事が終わってから駆けつけた結果として…という個人的な事情はともかく、
# コストパフォーマンスの問題ではなく、ここぞ!という楽しさを感じられなかった点で、
3曲半とジントニック1杯のために3,500円+αを賭けた割には、報われない一幕でした。


追伸
普段の私なら「どうしたら?」を考えたくなりますが、あれではどうしようもないです…。


曲目

【第一部】
  1. クリスマス・イブ
  2. ひこうき雲
  3. 淡雪なみだ
  4. DEAR…again
  5. ロマンスの神様
  6. promise
【第二部】
  1. No way to say
  2. WHITE LOVE
  3. 雪に書いたLOVE LETTER
  4. Departures
  5. ゲレンデがとけるほど恋したい
  6. 恋人がサンタクロース
  7. Can't Take My Eyes Off You(アンコール)

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