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【イベントリポート】

概要

名称:『神園さやか駅前ライブin 東銀座』
日付:2009年11月14日(土)
時間:12:00〜、14:00〜
場所:ミヤコ銀座店 店頭(東京都中央区銀座)


「〜Be 銀座 BEGIN〜始まりは銀座から。」

2009/12/16
by K'z (N)

今日は11月14日、埼玉県民の日です。 といっても土曜日は元々学校はお休みですし、まして社会人にとってはまったく無縁の日です。 しかし、埼玉県民としてこれではイケナイと思い、何か埼玉県にちなんだ文化に親しもうと思い立ちました。 「県内の産業を知る」をキーワードに、川越にあるイーグルバス株式会社についての関心を深めてみようかと…。

はい、ウソです。

今般はるばる来日したオバマ大統領に会いに…、 ではなく、エクボとマユゲがチャーミングな神園さやかちゃんの駅前ライブに参戦します。 『淡雪なみだ』リリース以来、関東地区で初の駅前ライブで、まさに気分は「帰ってきた神園さやか」です。 前日からの雨が降り続いている中、ミヤコ銀座店さんへ向かいます。 今日もお世話になります〜。 天候によってはお店の中での歌唱になることも懸念されましたが、雨は徐々に小降りに。 傘をささなくても歩ける程度に回復してきました。

いつもよりも顔なじみのファン仲間が少ないようですが、さやかちゃん直々に歌唱中の諸注意をアナウンスしたら、 さあ『木綿のハンカチーフ』でライブの始まりです。 すっかり定番になったこの曲、イントロが流れただけで気持ちが高揚しちゃいます。 MCで「今日はあいにくのお天気ですけど、たくさんの応援よろしくお願いします。」とご挨拶をしているうちに、 あれあれ?陽射しが降り注いできましたよ。 彼女持ち前の晴れ女パワーは相変わらず健在のようです。

雨があがって青空が広がるのに合わせるかのように、歌唱は『涙くんさよなら』へ。 坂本九さんの代表的な楽曲であり、近年ではテレビドラマ『天までとどけ』の主題歌として、 川越美和さんや安達祐実さん、BLUE-EYE-LANDなど多くのアーティストがカバーしている昭和のスタンダードナンバーです。 何より興味深いのは、各アーティストさんごとにアレンジが施されて、それぞれ独自の世界観がうかがえることでしょう。 さやかちゃんがモチーフにしているのは、おそらく川越美和さんバージョンだと思われます。 歯切れの良いリズミカルなメロディに乗せて、「孤独な自分との訣別」をストレートにぶつけてくるところは、 まさにハイクオリティといえます。

また、この曲は歌謡曲でありながら、小学校の音楽の授業でも歌われるほどの定番曲です。 通り一辺倒の恋愛ソングとは一線を画した素朴さ、純粋さ。 これこそ神園さやかの真髄!と言ったら褒め過ぎでしょうか?

というのも、実はワタシ『涙くんさよなら』にはちょっとした思い入れがあるんですわ。 幼少の頃、泣き虫だったワタシを慰めるときに父が必ず歌ってくれたのがこの曲でした。 自宅にはなぜかレコードがあって、しかも外人さんの歌唱だったのを覚えています。 調べたところジョニー・ティロットソンというアーティストの楽曲で、 ご丁寧に『Good-bye Mr.Tears』なる洋題がつけられています。 まったくヒネリのないタイトリングですな。 今では父は他界し、ワタシは当時の父より年上になっています。 年齢では父を越えたものの、中身はまだまだ足元にもおよばない状態ですが。

さて、今日は他にも『みずいろの雨』や『飛んでイスタンブール』といった 久しぶりに披露された楽曲が目白押しだったことも特筆に値しますね。 『涙くんさよなら』もそうですが、初披露ではない曲も常連ファンの記憶が薄れた頃に再び歌うのは実に心憎い手法だと思います。 ライブそのものにアクセントが付加されて、新鮮な気持ちで楽曲に耳を傾けることができますしね。

とまあ、久しぶりの関東地区での駅前ライブは特濃な内容でしたが、ひとつ気になる点がありました。 ライブ中ミヤコさんのスタッフ氏とお客さんらしき男性との会話が耳に止まったのですが、何やら穏やかならぬ口調でして…。 ライブに集中している風を装って耳をそばだててみました。

スタッフ氏と対していた男性はこれまで3年間毎日欠かさず来店しているらしいのですが、 その度にお店に対して誹謗中傷をぶちまけるのだとか。 しまいには店頭キャンペーン中の嫌がらせ行為にも及び、被害を受けた方(お客さんか歌い手さんかは不明ですが)からは 「ミヤコさんを訪れたくない」という声まで噴出しているらしいです。 来店客の中にはこのような「こまったちゃん」が存在することは少なからず認識していましたが、 いざそれを目の当たりにすると正直気分は萎え萎えです。

店頭でナマ歌を披露するのは間違いなくプロのアーティストですよね。 ファンにとっては唯一無二の羨望の存在のはず。 来店客のためのコンパニオンやペットではありません。 警備体制の整ったスタジアムでコンサートを催すアーティストと比べ、 店頭キャンペーン組のアーティストたちが格下とでも思っているのでしょうか?

幸いにも、今日さやかちゃんに危害が及ぶことはありませんでした。 もしそのような兆しがあっても、現場の「神園さやか応援団」一同が絶対に阻止してみせます。 だから安心して笑顔を見せてね、さやかちゃん。

…と、強がってみながら、気持ちは早くも明日の「箱ライブ」に傾いているワタシなのでした。 それでは、また明日〜。


曲目

【12:00〜の部】
  1. 木綿のハンカチーフ
  2. みずいろの雨
  3. 木枯らしに抱かれて
  4. 涙くんさよなら
  5. なごり雪
  6. ひこうき雲
【14:00〜の部】
  1. ひこうき雲
  2. 岬めぐり
  3. 飛んでイスタンブール
  4. まちぶせ
  5. 五番街のマリーへ
  6. 淡雪なみだ

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