since 2009/06/01
名称：『貸切り鉄道ライブ in 都電』
日付：2009年11月01日（日）
時間：午前1便 10:00〜10:55、午前2便 11:00〜11:55
場所：都電荒川線（午前1便：三ノ輪橋から、午前2便：早稲田から）
2009/11/19
by K'z (N)
今日から11月。さやかちゃんのイベントの日を指折り数えていると、月日の過ぎるのがとても早く感じます。 この日、昨年の秋から各地で催されている「乗り物貸し切りライブ」の第5弾が東京で行われます。 今回がその第1シリーズのファイナルだそうで、東京の城北地区を走る都電荒川線を貸し切りです。 毎回のことながら参加希望者が多く、「三ノ輪橋→早稲田」と「早稲田→三ノ輪橋」の2便が設定されました。 ワタシは三ノ輪橋発の第1便です。
自宅からは王子駅でJR線から都電荒川線に乗り換えて集合場所の三ノ輪橋駅に向かう訳ですが、道中ちょっと寄り道などを。 荒川車庫電停の傍らにはその名の通り都電のアジトがあって、ここで「さやか号」の出待ちをしようという魂胆です。 今回も特製のヘッドマークが装着されるでしょうから車両の特定は容易だと思ったものの、それらしき姿は見つかりませんでした。 仕方なく都電に再乗車して、一路三ノ輪橋へ。う〜ん、残念。 昭和30年代風に改装されて都電最盛期の雰囲気大の三ノ輪橋駅（駅というより停留所といった風体ですが）には、 既に多くのさやかファンが待機しています。
前回の乗り物貸し切りライブの舞台になった大阪の阪堺電車同様、荒川線は東京に残った唯一の路面電車です。 道路交通が飽和状態になり定刻運行が不可能になったのが路線数縮小の原因と聞きますが、 抜本的な街並み改善が進められている都市部では、今こそ路面電車の存在価値は極めて大きい気がします。 ワタシは広島遠征時、広電を利用するたびにそれを実感しています。
さて、さやか車掌の改札を受けていると「さやか号」が入線してきました。 例にもれず、特製ヘッドマークを掲げた東京都交通局ご自慢のレトロ風電車です。 ありゃりゃ、先ほど荒川車庫に佇んでいた個体だわ。
すっかり定番化した手作りクッキーを受け取り、乗車します。 通常の営業列車を2本先発させたら、いよいよ発車、そしてライブの開演です。 オープニングは『木綿のハンカチーフ』。 鉄道ライブとしては新鮮ですが、歌詞に「東へと向かう列車」とあるのであながち的外れではありません。 「今日も旅とか鉄道にちなんだ曲をたくさんお届けしますので、期待してください。」とご挨拶のさやかちゃん。 はい、楽しみにしていますよ〜。
夜汽車に乗って嫁いで行く『花嫁』、そのものズバリの『さらばシベリア鉄道』の他、『CHOO CHOO TRAIN』を披露です。 1991年にJR東日本がスキー客誘致のCMに起用した楽曲で『いい日旅立ち』『クリスマスイブ』に次いで、 さやかちゃんが歌う3曲目のJR（国鉄）のCM曲になります。 ……と思ったら、別に鉄道会社のCM曲だから取り上げたのではなく、タイトルに「TRAIN」が含まれているからなんだよね。 深読みし過ぎでした。
ここで、さやかちゃんから提案が出ました。 「みんなでアレやりたいなぁ〜」と上半身を大きくグルグル。 どうやら、原曲を歌うアーティストさんがやっていた振り付けの再現をご所望だったみたいです。 さやかちゃん、ゴメン。 上半身グルグルって、オジサンは何のことかさっぱりわからなかったのよ。 しかも、そのパフォーマンスの主がZOOなのかEXILEなのかさえ、今もって定かではないし。 次回に向けて、情報収集しておきますね。
そうそう、このあと披露された『銀河鉄道999』もEXILEがカバーしていましたね。 『999』といえばゴダイゴかEXILEかという議論もさることながら、作品自体もテレビ版と映画版に好みが別れるところです。 個人的には、映画「さよなら銀河鉄道999」のテーマ曲だった『SAYONARA』は出色の楽曲だと思います。 英語詞のバラードですが、鉄道ライブのエンディングにいかがでしょうか？
第2便に乗車する面々が待ち受ける早稲田駅に電車が滑り込んだら、以上をもって「乗り物貸し切りライブin都電」は終演…、 のはずが、先行の電車がいるため構内に入れず、思わぬ空き時間が発生しました。 その調整を兼ねて、歌うは『君の瞳に恋してる』。 ある意味、シメにふさわしい楽曲ですな。
参加者みんなが一体になれた車中で、初見のかたと会話を交わす機会がありました。 氏いわく、今日がさやかちゃんのイベント初参戦とのことで『木綿のハンカチーフ』や『さらばシベリア鉄道』にいたく感銘を受けたとか。 なるほど、ワタシなど何度も参戦しているためか「変化に欠ける平均的なライブ」と評したくなることもあります。 イベント慣れしているため、常に「もっともっと」と求める気持ちばかりが先走ってしまっていたかも。 ちょっと、考えさせられましたね。 そんな中であえて物申すとすれば、せっかくの都電ライブですから『初めてのひと』が聞きたかったかな。 PVにも、都電が使われてますもんね。
単発の企画ではなくシリーズとして各地で繰り広げられて来た「乗り物貸し切りライブ」、 鉄道業界内でもかなりの注目を得ているそうです。 第2シリーズは、どこの街のどこの鉄道で催されるのでしょう。 早くも、期待は高まります。