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【イベントリポート】

概要

名称:『神園さやか 新曲キャンペーンミニライブ』 in 戸田競艇
日付:2009年09月27日(日)
時間:1回目/10:10〜、2回目/6・7レース終了後(13:30頃〜)
場所:戸田競艇・イベントホール(埼玉県戸田市)


「夏の終わり、季節の中で。」

2009/11/30
by K'z (S)

近年、公営ギャンブルの競技場でお笑いタレントや歌手によるイベントが多く行われています。
有名タレントが出演することもあるので、レースの合間とはいえ油断ならないかもしれません。
今回の会場である戸田競艇さんでは、近くにミヤコ蕨店さんとMSダンさんを擁する?ため、
レースのある期間では、毎週のように演歌・歌謡曲のキャンペーンが催されることもあります。

神園ちゃんもそんな中にあって、年に1〜2回の割合でキャンペーンライヴを行ってきました。
でもって、今年は二回目のステージとなります。
前回は変則的な『ライヴショウ』だったのに対して、今度は純然たる『新曲キャンペーンライヴ』。
当月に発売されたばかりの『淡雪なみだ/ひこうき雲』、通常と異なる観客層の反応も気になります。

まずは、会場から開場までの個人的な流れについて(ぉ。
地元路線の駅から無料送迎バスが出ているので、今までと同様の道のりをたどりました。
送迎バスへ乗り込む人の群れも見慣れた光景ですが、歴戦の勇者?と思われる年配の方が圧倒的。
公営ギャンブルが生活に染み込んでいるかのような会話には、人生の哀愁を感じてしまいます。
# そんな中で、明らかに人相風体の異なる若造1名がワタクシでございます(苦。

いつものツレと合流して、雑談を交わしながらAM10:00の開場を待ちます。
スタートダッシュでスタンドへ駆け込むギャンブラーに対して、いたって僕らはノーマル(ぉ。
イベント会場となる大ホールは、ステージも広くて客席も複数フロアにまたがる大きな施設。
数百名は入れるだろうという客席には、既に6割近くの観衆が詰め掛けていました。
もちろん、大型スクリーンに映るレース情報を目当てにしている向きもあるでしょうが、
同業他者のキャンペーンに比べると、それでも神園ちゃんの方が動員が多く見えるんです。
やはり、神園ちゃんの魅力によるところも大きいのでは?と考えさせられる状況ですね…。

さぁ、いよいよ。
第1ステージの最初にかかったのは、新しいシングル曲の『淡雪なみだ』。
朝一番の客席を温めるために軽快なテンポのナンバーが来るかと思っていましたから、
あのイントロがかかった瞬間、心の中で用意していた気合いや声援も腰砕けに(微苦笑。
もっとも、今回は純然たる「新曲キャンペーン」ですから、当たり前の流れではありました。

時折、神園ちゃんと同じ会場で行われる同業他者のイベントも観覧(敵情視察)しますが、
# 様子見の観覧とは言えども、なるべく即売会でCDも購入するようにしています。
# 歌手さんやスタッフさんにサイン会で「一声、二声」かけるのも楽しいですし…。
この会場については、どの歌手さんもイベント中の精彩に欠けるような印象があります。
自分が披露する曲のアタリや即売会の売り上げを軽く見通しているのか、
「いくら頑張っても、この会場ではあのぐらいだろう…」と思っている感じがして、
観客にもステージにも、どこかサメているように受け取れてしまうのは私だけでしょうか。

ところが、神園ちゃんの場合は雰囲気から違います。
「和やかな雰囲気だけど、マジメに。
 しっかりした中にも、ちゃっかり。」
そこには、
「一曲でも多く、私の歌を聞いてもらいたい。
 一人でも多く、このステージを楽しんでもらいたい。」
こんな"意気込み"や"想い"が見えてくるんです。

戸田競艇において、神園ちゃんのステージは全てが"プラス1"と言ってよいかもしれません。
敵情視察ではステージ順に5曲, 3曲, 3曲で終わるのに対して、常に神園ちゃんは1曲ずつ多いんです。
シングル曲とC/Wを3回続ける方もいる中で、今回の神園ちゃんは各々でカバー曲を構成してきました。
前半戦は演歌・歌謡曲、"花嫁"を絡めた幅広い楽曲からヴォーカルの魅力へとつなげています。
後半戦はフォーク・NMで夏から秋へと移りゆく色合を美しく描き、競艇場の"水"に絡めたのかも。

少しでも興味を持って集まってくれた観客に対する神園ちゃんの"意気込み"や"想い"が伝わり、
そのことは、イベントが終わった後の会場の反応にも表れていたのではないでしょうか。
聴衆も6割から8割をキープ、即売会の行列も盛況を博し、必要十分な出来栄えだったと思います。

それからもう一つ、会場の反応というところで感じてきたことがあります。
往々にして、即売会でCDやテープを購入する人よりも野次馬の方が多く押しかけたり、
購入者へ向けた特典の一環であるツーショットやワンショットの撮影タイムにおいても同様で、
かつて、不特定多数が観覧しうる会場でゲスト出演するイベントの虚しさを感じたものですが、
年月を経るにつれ、神園ちゃんのイベントでは無茶無体をする人が減ったような気がします。
これも、神園ちゃんやマネージャー氏の"想い"がお店さんやスタッフさんにも好意的に伝わり、
いつもイベントへ足を運ぶ私達にもそうだし、会場にも波及した結果かなぁ…と思っています。

とまぁ、この日の合計3ステージも好調のうちに幕とあいなりました。
本編が終わってからの余韻も、みんなと一緒に味わう方が楽しいものでありまして…。
久しぶりにおなじみの面々が揃ったのが嬉しくて、みんなで晩ご飯を食べに行きました。
和洋折衷、辛いも甘いも、あんなにガッツリとおなかいっぱい食べたのは久しぶりだわ(汗。

またしばらくイベント参加ができなくなりそうな状況だけど、次の機会も楽しみに…。


追伸
イベントに参加できなかったり、写真が後回しになったりしたこともあって、
私にとっては、この日が約2か月ぶり!のツーショット撮影会でした。
知る人ぞ知る特別あつらえなシチュエーションは緊張の一瞬なんだけど、
神園ちゃんも足がスラッと長く見えるのが"お気に入り"みたいだし、
撮影している熊五郎さんにも面白がってもらえているのが救いかも(汗。


曲目

【1回目(10:10〜)】
  1. 淡雪なみだ
  2. 硝子坂
  3. 花嫁
  4. 瀬戸の花嫁
  5. ひこうき雲
  6. 淡雪なみだ
【2回目(6レース終了後)】
  1. 木綿のハンカチーフ
  2. 岬めぐり
  3. 五番街のマリーへ
  4. ひこうき雲
【2回目(7レース終了後)】
  1. かもめが翔んだ日
  2. 白い色は恋人の色
  3. なごり雪
  4. 淡雪なみだ

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