since 2009/06/01


【イベントリポート】

概要

名称:『新曲発売 関西キャンペーン』
日付:2009年09月23日(水)
時間:13:30〜
場所:イズミヤ今福店(大阪市城東区今福東)


「今福の民よ、いま福を運びし歌姫ここに参らん。」

2009/11/12
by K'z (N)

おはようございます。清々しい目覚めです。 昨日は盛りだくさんなイベントを存分に楽しんで、眠りについたのは午前4時。 それなのに旅先だとちゃんと起きられるのは、遠征の七不思議のひとつに挙げてもよさそうです。 今日もさやかちゃんに会えると思うと、寝坊なんかしていられません。

ホテルの朝食バイキングで活力を蓄えて身仕度を済ませたら、地下鉄を乗り継いで今福鶴見へ向かいます。 おっと、時間が早過ぎるので、ひそかなマイブームの「旅献血」のために京橋で途中下車しましたが。 イズミヤ今福店さんに到着すると、未明に解散したファン仲間がチラホラ見受けられます。 みんな元気だよなぁ…。

今日のステージは、イズミヤさんのエントランス前に設営されていました。 そこに通じる正面の階段がスタジアムの客席のように広がっていて、多くのお客さんが腰掛けて観覧できる状況です。 また、自由に使えるように段ボールが置かれているのも、着座の際に直接階段に衣服を触れさせないためのお店の配慮でしょう。

聞けばさやかちゃんがこの場所でキャンペーンを催すのは実に4年ぶり、『あしずり岬』以来なんだそうです。 それでも「前にも来たことがある歌手だから、覚えてる。久しぶりだから、見に来た。」といって、 今か今かと開演を待ちわびるお客さんもいました。 決してディープではなく複数の歌い手さんを平等に応援していると思われるお客さんの中にも、 さやかちゃんの存在は消えずに残っていたんですね。 神園さやか神話、健在なり。

4年振りのイズミヤ今福店さんでのキャンペーン、そのオープニングは『淡雪なみだ』です。 なるほど、店頭キャンペーンらしい構成といえますな。 そして、『初めてのひと』も忘れることはできません。 今までイベント等を催す機会が少なかった土地柄と、この曲を披露することで、 お客さんに「あぁ〜、あの娘か〜!」と再認識を促す効果があったのではないでしょうか。

ワタシにも、こんな経験があります。 さやかちゃんを特別に意識する前、たぶん2003年の夏だったと思います。 いつものように仕事の供にしているラジオから流れてきた、ゲスト出演の女性の声が耳に残りました。 若い娘なのが一聴瞭然なその声は番組司会者からの問いに快活に答えていて、 よくありがちな作為的な雰囲気が皆無でしたね。 「ひとりで上京し、学校とアルバイトを両立させながら歌のレッスンを受けた」 という彼女の言葉も新鮮に感じました。 渋谷の路上でスカウトされてあっという間にデビュー、なんていうのを頻繁に耳にする現代に、 こんな正統派の若手歌手がいたとは…。

さらに紹介された楽曲は、訴えかけるような「♪お母さん〜」のフレーズと、 とてつもなく意味深長な「♪初めてのひとです〜」という結びが、私の耳と頭から離れませんでした。 しかし、楽曲そのものには寸分の下品さもなく、そればかりか聞き終えた後には逆にいとおしささえ感じたものです。 さやかちゃんにハマッた後で、あの時の楽曲が彼女のデビュー曲『初めてのひと』と知りました。 「あぁ〜、あの娘か〜!」潜在していた記憶が、神園さやかという歌手と結びついた瞬間です。

さて、話題はイベント本編へと戻ります。 「皆さん、お久しぶりです♪」のご挨拶に大きな拍手も起きて、キャンペーンは順調に進みます。 お客さんやお店の方と数多くの「お久しぶりです。」の挨拶を交わしたというさやかちゃんですが、 今後は関西地区で会える機会が多くなるそうです。 (直近だとさっそく、9月のうちにも寝屋川と十三で店頭キャンペーンが催されます。)

終演後の即売会も、店頭キャンペーンとしてはかなり盛況だったといえるでしょう。 ワタシの前に並んでいたオトーサンも4年振りの再会だったとみえ、 サイン色紙を受け取りながら「大人になったね〜」「いい歌だね〜」と思いの丈を全開。 高揚感を押さえ切れない様子でしたよ。

ワタシにとって今回の大阪遠征のトリになるキャンペーンでしたが、とても気持ちよく参戦できました。 これほどまでさやかちゃんに会うのを楽しみにしてくれている人がいるなんて、思ってもいませんでした。 さらに…、関東から遠く離れた現場で見る見慣れた顔ぶれ。 申し合わせている訳ではなく、現地へのアクセスや宿泊先も別々、もちろん帰りのルートもそれぞれの経路をとります。 でも、現場には仲間がいます。 さやかちゃんの笑顔を見るために、全国各地から駆けつける面々がいます。 イベント以外の場では、深刻な相談から下世話な話まで何時間も話したり。

今日も家路につく時間まで、食事&お茶でまったりと過ごしていました。 こんな風に楽しい時間を共有すればするほど、帰路の車中で一人になると無性にさみしさが込み上げてきたりするものです。 リクライニングさせたバスのシートに身体を預けながら充実したひとときを振り返り、眠りから覚める頃には地元に到着の予定です。


曲目

  1. 淡雪なみだ
  2. 硝子坂
  3. 初めてのひと
  4. なごり雪
  5. ひこうき雲
  6. 淡雪なみだ

【イベントリポート(2009年)】へもどる