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【イベントリポート】

概要

名称:『新曲発売キャンペーン』 in 浅草
日付:2009年09月09日(水)
時間:15:00〜
場所:ヨーロー堂 イベントホール(東京都台東区浅草)


「今日もあなたに会いたくて。淡雪、浅草行き」

2009/09/25
by K'z (N)

さてさて。錦糸町から地下鉄を乗り継いで、今日2店舗目のお店、 毎度お馴染みの浅草「音のヨーロー堂」さんへ移動します。 今までも、駅前ライブやクリスマスライブなどでたどったことのある定番の経路です。

ヨーロー堂さんで催されるキャンペーンは、対象商品つまり出演アーティストのCD等を 購入した人に入場整理券が配布される形態がとられています。 催される場所も店頭ではなく、お店2階に設けられたイベントスペース。 観光客でごった返す土地柄、混乱防止の意味からも適切な方法だと思います。 ただし、通りすがりに歌を聞いてみて、気に入ったらCD等を買う、というタイプのお客さんを 獲得しづらいキライはありますね。

開演15分前。いよいよ、お店の若旦那の案内に従ってイベントスペースに入場です。 全席自由席にもかかわらず、場が殺気立つことなく整然と着席してゆくあたり、 さやかファンの面目躍如といったところでしょうか。 今日は、一目で演歌ファンとわかるお店の常連さんもたくさんおり、 そんな方々は客席の前寄りを陣取っていきましたが、 一方、さやかファンが後ろ寄りから着席していったこともあり、 最終的にはまんべんなく、ほぼ全ての客席が埋まりました。

さやかちゃんのプロフィールや歌唱中の諸注意をアナウンスするのはジャンボ小林氏。 今日もノリノリでマイクに向かっています。でもねぇ…。 会場を盛り上げようとしているのはわかるのですが、手放しで歓迎できない場面がありました。

以前ほどの耳障り感はないものの、話題は次第に「反応が希薄だったキャンペーン会場」や 「ジャンボ氏自身の離婚」にまで移っていきました。 頷くのも変ですし、笑い飛ばすのも抵抗がありますし。 正直なところ、どう反応していいのか戸惑ってしまいました。 心の中で叫びます。 「早く開演してくれ〜!」 というわけで、トークのボリュームダウンに併せて、内容もボリュームダウンしてくれるのを切望します。

え〜。文字どおり、待ちに待った開演です。 ステージに現れたさやかちゃん、今までのキャンペーンとは異なる装いで『淡雪なみだ』を歌います。 CD盤面の写真と同一の、ちょっと素肌の露出の多い衣装です。 彼女いわく「室内でのキャンペーンなので、思い切って肌を出してみました」だとか。 そんな「女性」を感じる瞬間に、ワタシは妙にドキドキしちゃってます。 照れ隠しに一言。「ヒョウ皮をまとった原始人の女の子」みたいだね…。

今回は『硝子坂』と『涙そうそう』、さりげない選曲の中にも「動」と「静」、 二つのさやかちゃんの世界を盛り込んでいました。 もしかしたら、これはそれぞれの感性を持つお客さん全員に訴えかける作戦なのかも。 聞く側としては、自分のツボにハマる楽曲を取り上げられると、 以後キョーミの薄い楽曲であっても、受け入れる体制になりやすいですから。

キャンペーンは滞りなく進みます。 「次はもう一度、新曲の『淡雪なみだ』をお聞きください。」

おや?今までのキャンペーンよりも、1曲少ないみたいですが…。 まさか『東京ラプソディー』を歌うなんてことはないですよね。 それとも『太陽がくれた季節』でハジけちゃうとか? いやいや、駅前ライブじゃないんだから、そんなのあり得ないよな…。

「5月に離婚したという、ジャンボ小林さんに贈ります…。」 と紹介されたのは、なんと『帰ってこいよ』。 まったくの想定外でした。それにしても、キワドイ選曲だよな…。

歌い終わってからも、 「歌っていいものかすごく考えたんですけど、 ジャンボさんご本人が離婚したって話していたので、思い切って歌っちゃいました。」 なんて、言ってましたっけ…。

冷静に考えれば、一個人のパーソナルな事案をネタに悪乗りしているとも映りますが、 さやかちゃんの屈託のないキャラのおかげで、サラッとこなしちゃいました。 当のジャンボ氏も、お得意のマジック用品の中からサカナのフィギュアを取り出して 「帰って"鯉"よ」なんて返したりしていましたから。 でも、このような展開は、ファンクラブ限定イベントのみにした方がいいんじゃないかな。 ユーモアの通じない、頭の固いお客さんがいないとも限りませんから…。

終わりよければすべてよし、というのでしょうか。 少々ハラハラしましたが、今日のキャンペーンも大いに楽しませてもらいました。 それから、以前からジャンボ氏に対してはマイナスイメージを抱いていたのですが、 退場するお客さんひとりひとりに声をかけるのを見た時、ちょっと意外に感じました。

そこでワタシも、 「以前より、お喋りがソフトになりましたね。」なんて話しかけてみたところ、 「あら〜、そうでしたか〜」と、すごく残念そうな様子でした。 ワタシとしては「耳障り感が和らいでいて、OKでしたよ。」という意味合いだったのですが、 どこまで伝わっていたでしょうか。今後、パワーアップしなければいいけど…。 そんなことを思いながら、浅草を後にしました。


曲目

  1. 淡雪なみだ
  2. 硝子坂
  3. 涙そうそう
  4. ひこうき雲
  5. 淡雪なみだ
  6. 帰ってこいよ

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