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【フリートーク】

付記(2011/11/05-2011/11/06) その3

2012/02/23
by K'z (S)

2011年11月の大阪遠征を経て、その後に参加したイベントをふりかえりつつ、
私が思い起こしたことたちを、三編にわたって書き留めておこうと思います。

今回のステージにおける聴衆はご当地の老若男女が中心でした。
前項でお話したようにお店さんの常連と思しき方もいましたから、
あんな方々が最前列に群れをなしているのか…と不安になりましたが、
さにあらず、最初からカメラを構える人の大半が最後尾にいたのです。
これに関しては、ご当地の常連にも配慮があるのを嬉しく思いました。

さて、都内近郊のイベントにおいてはどうでしょうか。
これは屋外のフリースペースでも有料制のライブハウスでも同様の光景ですが、
早い時間からステージ前に陣取る、大声で(時には猥談も含む)談笑をする、
イベントが始まっても、周りの状況には目もくれず…という方が多いのです。
続いて、神園さんをファインダーごしに見る時間の方が長いんでは?という方も。
最前列に陣取る皆さんが(悪い意味で)変わらない状態を痛感する光景であります。

最前列にいるからと言って、全ての観客がそうだと申し上げてはおりません。
あくまでも、神園さんのイベントで場数を踏む方々の一部に申し上げております。
ご本人に顔を覚えられているほどの常連で、上のような行為が該当する方々に…。

まずは、日本国内でライヴやコンサートの類は数多く行われていますが、
写真撮影×の催しと拍手や声援×の催し、どちらが多いと思いますか?
前者の方が圧倒的に多いでしょう。では、それはなぜだと思いますか?
被写体の肖像権や撮影物の著作権といった権利関係もあるでしょう。
フラッシュ光やシャッター音がステージの演出を妨げる場合もあるでしょう。
どちらにしても言えることは、害悪を及ぼすから×なんだということです。

そもそも、スタッフによる公式な物やそれに準じて容認される広報物を除けば、
# 友人や知人に回すことは想定しません。厳密には配布や転載も違反行為です。
ステージ上の写真撮影とは、ほとんどが自己満足にとどまる行為だと思います。
利益を得られる対象が少ない割には、周囲から反感をかうリスクの方が大きい。
あらためて、非常に危険を孕む自慰行為であると認識する必要があるでしょう。

先ほど「周囲から反感をかう」と書きましたが、かつてこんなことがありました。
神園さんのインターネット番組でも話題に上ったので、ご存じの方も多いでしょう。
とあるイベントの会場にて、常連ファンの一部がステージ前でタムロして待ち続け、
前方で大きなレンズをつけたカメラを構え続け、のべつ幕なく撮りまくる光景を、
周囲の一般客が「怖い」「気味が悪い」などとお話されていたそうです。

あの時、マネージャー氏は「程々に」といったことをお願いしていたと思います。
発想の貧困な方は「大きさ」「枚数」「時間」と揚げ足をとるところでしょうが、
そういう問題を含めて、見苦しいマネはやめてほしいということだと思います。
本来ならば、上でも挙げたような害悪を及ぼす危険性が高い中にあっても、
撮影者である全ての観客を信じて、ご本人サイドが容認してくれているのです。
撮れる恩恵を受けられるだけでもありがたいことを忘れてはいけないでしょう。

当時に比べて、現在はどうでしょうか。
確かに向上は見られると思いますが、実際のところはまだまだでしょう。
なにせ、ステージの演出を壊すフラッシュ光は焚かれ続けていますし、
他人の耳元で繰り返されるシャッター音は鳴りやんでいませんから…。
かつて、マネージャー氏がお話していた「程々に」することができないならば、
いっそのこと、写真撮影もスタッフ以外は全面禁止にしてもらいたいと思います。
# そうすれば、今までは当たり前の状態がどれだけ幸福だったかをわかるでしょう。
# さらに、神園さんの歌唱を聴き、文字通りの"応援"をする気になるかもしれません。

それから、もうひとつ。
常連の中でも体格の良い方々が最前列を陣取り続ける光景も定番となっていますが、
遠巻きに見ざるを得ない方々にとっては、これもある種の威圧感を与えるでしょう。
ならば、ステージを見づらそうにしているお年寄りが近くにいたら場所を譲ったり、
時には事前に後ろへ下がり、初見の方々を優先するぐらいの気構えもほしいですね。
# これも、電車の中でお年寄りや妊婦さんに席を譲ることと同程度の気遣いであり、
# 社会人として当たり前のことしか言っていないと思いますが、いかがでしょう?

結局のところ、私達は何をすべきなのか?と言えば…。
ただでさえ、一般的には奇異な目で見られることの多い趣味に携わっている以上、
本編では周囲に配慮しながらステージ観覧+α(写真、応援、等)を行うにせよ、
その前後においては一般的な社会人として恥ずかしくない言動を心がけることで、
周囲に迷惑をかけず、顰蹙をかわないように努めることが常連の使命だと思います。
前述のとおり、周囲からの反感がご本人に対する不評へとつながりうるからですが、
そこまで目を向けることができるのも、ファンの中でも常連なればこそと思います。

現在、色々な意味で芳しくない実態をふまえ、私達もファンとしての在り方を再考し、
さらに、今まで以上に気持ちを引き締めて取り組むべきではないでしょうか?
そんな思いに駆られている次第であります。


追伸
このような内容に触れる度に、数年前のことが悔しさと共に思い起こされます。
他人がやってきたことを一部で強要、迷惑、とやかく言われてきたようですが、
ご本人のため、みんなのため、盛り立てることには意義があると信じていますし、
それから、事の内容や程度をふまえた上で、周囲への配慮も忘れていません。
もちろん、やるべきでないときにはやらないことも必要だと思っています。
さらに、私は自分の意見が全て尊重されねばならないとは思っておらず、
今まで書き留めてきたことたちは、あくまでも提案にすぎません。
もっとも、ああすれば、こうすればという返答や代案もありませんでしたが…。

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