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【フリートーク】

付記(2010/05/30)

2010/07/21
by K'z (S)

このイベントについて、もう少し書き留めておきたいと思います。

冒頭、岩波さんについて。
美術部による看板と、神園ちゃんとファンによる拍手を締める動きに感動するのはともかく、
いきなり「歌詞、間違えてなかった?」とやられてしまったのには、少しマイりました。
デュオ曲ではメインヴォーカルを岩波さん、低音部パートを神園ちゃんが務めていたのだけど、
神園ちゃんは抑えぎみ(と思う)状況にもかかわらず、後ろ支えの方が際立っていたような…。

神園ちゃんのソロパートを終えて(その1)。
ステージに再登場した岩波さんの第一声が「さやかちゃん、歌が上手いですね〜。」。
少なくとも、先輩たるプロの歌手に対して発するべきセリフだとは思えないのですが…。

それから、いつもプレゼントをくれるファンのことを「プレゼント贈り隊」と呼んでおり、
目ぼしいファンの顔を見ると「あ、何々をくれる人」と認識してしまうんだそうです。
熱心なファンならば、個々の存在を大事にしてくれる心づくしは嬉しいかもしれませんが、
ふと「物をあげないと、ファンの個々に目を留めてくれないの?」と聞きたくなりました。
神園ちゃんがプレゼントを贈られた時は、手短に「一声、二声」をかけるにとどめながら、
最後にみんなへお礼を言って締めることで、公平に気を配っているように見えるんですよ。
こんな小さなところからも、神園ちゃんの「地味な良さ」を再認識した次第であります…。

神園ちゃんのソロパートを終えて(その2)。
自分のファン以上にヨソのファンを大絶賛する岩波さんの姿を見て、光栄に思った反面、
正直なところでは「なんだかなぁ…」という気持ちになってしまいました。
少なくとも私が彼女のファンの立場ならば、屈辱的とも感じられる場面でしたからね…。
今にして思えば、そんな天衣無縫かつ無邪気なところが、彼女の魅力なのかもしれませんが。

イベントの醍醐味、ファンとしての理想像。
このとき大絶賛された手拍子(4つ打ちから、サビ前でワンツーに変える)についてですが、
後日、彼女のファンによるweb上の書き込みでは「神業」と評する向きも見受けられました。
既述のとおり、神園ちゃんが披露したことのある曲も含まれていたことが理由のひとつで、
あのパターンじたい、四半世紀も前には行われていた基本的な形にすぎないんですが…。

具体的なパターンについてはともかく、そもそも…ということならば。
ご本人と客席が一体になって盛り上がることが、ナマのイベントの醍醐味だと思うんです。
もちろん、会場の環境やご本人の意向を汲むような配慮をした上で…ですけど、
歌手が盛り上げようとする流れに呼応した形で盛り立てられるのが、ファンの心意気かと。
ご本人が喜んでくれて、さらに会場全体が盛りあがってくれれば言うことなし!ですよね。
会場さんにも良い影響を及ぼし、次のイベントにもつながることが理想ではありますが…。

オーラス、あの光景について。
後日、彼女のファンによるweb上の書き込みでは「演出」だとする方も見受けられましたが、
仮に「演技」だったとしても、実際に手に持ったケータイを見ながら唄っていたわけで、
歌手としてやるべきことをこなせていないように見えてしまい、かえって逆効果のような…。
挙げ句の果てに、そのケータイから客席に向かってシャッターを切ってしまうにいたっては、
おねいさんがカラオケボックスで遊んでいるような緩慢な雰囲気を感じてしまいました(苦。

イベントの終わりに。
イベント全般の進行がもたついたことで、会場を借りていた時間を超過するにいたり、
最後の「ごあいさつ」にいたるまで、写真撮影におけるルール違反が横行していました。
さらに、多くの観客が撤収した後も、会場の入り口前で「出待ち」に群がる集団を見かけました。
これらは、神園ちゃんのイベントでは見かけない面々ばかりだったことを告白いたします。

当日のイベント全体を通して、ご本人&常連と思しきファンの皆さんに感じたことと言えば、
観客のニーズに応えるor観客を引っ張るようなステージングを見られなかったのが残念ですし、
ファンも自分が目を向けられることで満足し、好きな娘を盛り立てる姿勢も見えませんでした。
あまりにも少数の観客を対象とした、悪い意味でアットホームな環境に馴れているのかなぁ…と。
自分自身、イベントにおける本人とファン・ファン同士の関係性を考えさせられました。

神園ちゃん、新スキルの発動か!? -風車の理論-
以前のイベントリポートにおいて、前の出演者によって荒れた会場の状況を受け止めながら、
最後には神園ちゃんが得意技で成功を収めたステージングに賛辞を贈ったことがあります。
あの光景を「横綱相撲」と例えるならば、今回は『風車の理論』だったのでは?と思います。

岩波さんの魅力を引き出しながら、結果的には神園ちゃんの技量を見せることができました。
岩波さんにも有意義だったろうことはイベント中の発言やブログを見れば察しがつきますし、
事後評などを見れば、彼女がお目当ての皆さんも大いに楽しんでいた様子もうかがえました。
ひいては全てを取り巻く店舗さんにも喜んでもらえるステージになっていたと思いますから。

この辺の神園ちゃんを見て、「ある種のセルフプロデュースか?」と感じた次第であります。

そして、本編の最終段落へと続きます…。

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