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【ディスコグラフィー(2005/05〜)】

概要

タイトル:フラワーフェスティバル
アーティスト:神園さやか
メーカー(品番):日本クラウン(CDP-1134)
発売日:2010年05月03日(月)より先行発売(ノンクレジット)
定価:\1,500(税込)


「CDプレイヤーから『2010 ひろしまフラワーフェスティバル』を…。 」

2010/05/07
by K'z (S)

『ひろしまフラワーフェスティバル 公式ソング集』として発売されたミニアルバムです。
イベントのM/Cなどでリリース予定のお知らせが入ってから、諸々の紆余曲折を経て、
正式なリリースは2011年の5月3日、今回は375日早い先行発売!という形になりました。

従来の商品と異なる宣伝と販売の形式や、帯やジャケットに記載された情報などを基に、
残念ながらおそらく、表層的かつ皮相的な非難や批判をする向きがあるかもしれません。
しかし、FFに寄せる神園ちゃんの想いが関連各所を動かした結果が、ここに存在します。
ベストと言える形ではないものの、今回にリリースされた英断を称えたいと思います。

それでは、実際のCDへ耳を傾けていきますと…。
アルバム内の楽曲はジャンルが幅広いし、メリハリのある構成も「いい感じ」です。
神園ちゃんの魅力である(と信じる)固有のイメージに縛られない奔放さを感じました。
今までのCD音源よりも神園ちゃんのヴォーカルがwild & toughな事も相まって、
ちょっとしたステージでのライヴを観ているような感覚にもなってしまいます。
神園ちゃんが唄っているときの「息づかい」さえ感じられるような気がしますから、
イベントへ行きなれたファンなら、曲間でM/Cが入るように錯覚してしまうかも(微笑。

みんなで"Clap Your Hands!!"しながら、いつしかハッピーな気分になれる『花ぐるま☆21』。
神園ちゃんの意向も大いに反映されたアレンジは、タイトルどおり"21世紀への1曲"であります。
アイドル系ポップスでありながらも、過ぎ去りし青春の日々を思い起こさせる『青春は輝いて』。
神園ちゃんの作詞で好評のナンバーですから、待望の公式リリースを喜んだファンも多いハズ。

若者向けになった神園ちゃんだけのアルバムですか?と言うと、そうではありません。
会場では頻繁に流れている『フラワーフェスティバル(オリジナル:佐良直美)』や
『花の想い(オリジナル:芹洋子)』は、神園ちゃんのヴォーカルで優しく響いてきます。
# 知名度の割に原盤が入手困難な現状において、コレは貴重なカバー音源かもしれません…。

昔ながらの清純無垢な?神園ちゃんを想いつつ、その歌を聴きたい!という向きには、
最後に収録されている『花ぐるま(オリジナル:芹洋子)』がおすすめできると思います。
幼少の頃から今につながる記念碑とも言うべきお祭りへの思い入れもたっぷりに、
メインテーマ曲を丁寧に唄っているだけでなく、その姿が目に浮かぶようなんです…。
さらに、この曲が最後を締めくくることで、聴取後の心地よさを呼ぶ清涼感がありますし、
前述の「構成」としては、イベントの終幕を演出しているようなところが心にくいですわ♪

神園ちゃんの記念碑であり、さらに「Live Now!!」を感じることのできる1枚です。
既に購入された方は、FFの思い出を大事にしてあげてほしいなぁ…と思いますし、
現状で購入できる機会に恵まれた方は、ぜひ!お手にとっていただきたいですね…。


曲目

  1. 花ぐるま☆21
  2. 青春は輝いて
  3. フラワーフェスティバル
  4. 花の想い
  5. 花ぐるま

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